ぬくもり人権シリーズNo.91

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「人権を考える」

「人権って何だろう?」って考えてみたことはありますか?
1948年12月10日、国際連合が採択した世界人権宣言は、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利について平等である」とうたっています。人権とは、誰もが生まれながらに持っている、人間が人間らしく生きていくための権利であり、人類が歴史の中で築いてきた財産なのです。
わが国では2023年4月に、全てのこどもが、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指し、こども基本法が誕生しました。現在、子どもたちを取り巻く環境は決して楽観視できない状況です。
目まぐるしい環境変化の中で貧困、虐待や孤立などの問題を抱えており、子どもたちが助けを求めたり、環境を変えることが著しく困難であり、自分の置かれている状況の異常さに気づけなかったりするケースがあります。これらの課題解決には、大人や社会が子どもたちに真剣に向き合うことが必要不可欠です。どんな環境に生まれ、育ったとしても、子どもたちがずっと笑顔で過ごせる。そんな社会の実現に向けて、私たちが子どもたちにできることは何かを一緒に考えてみませんか。
今年の「人権を守る市民の集い」では、シンガー・ソングライターのたかはしべんさんをお招きし、コンサート形式の講演会を開催します。子どもたちには「笑顔と生きる歓びを」、オトナたちには「子どもの目線で生きれば、人生の大切なことが見えてくる」ことを、コミカルな歌や生きることへのメッセージソングで伝えてもらいます。
誰もが自分らしく生きていける、差別や偏見のない明るい竹田市の実現を目指して。
※コンサートの詳細については、市公式ホームページをご覧ください。

問合せ：人権・部落差別解消推進課
【電話】63-4820