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2月1日は「フレイル」の日(1)

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大分県竹田市

フレイルの日は、「フ(2)レ(0)イ(1)ル」と読む語呂合わせから、令和2年に認定・登録されました。フレイルの概念、予防の重要性を多くの人に認識してもらい、健康長寿社会の実現を図ることを目的としています。

■「フレイル」とは?
フレイルとは、健康と要介護の中間に位置する状態で、運動、栄養、口腔、社会・心理の4つの機能の低下によって起こります。
若い方でも、やせや筋力低下などのフレイルの芽を放置すると、将来、フレイルのリスクが高まります。
早めに気づいて、生活の見直しや適切な対応をすることで、リスクを低くすることができます。

■「フレイル」から要介護へ
要介護状態となった原因としても、骨折・転倒や高齢による衰弱(フレイル)が上位を占めています。早めに気づいて予防・相談することで要介護の状態を回避することが大切です。

■最も避けたい「フレイル」の負のスパイラル
フレイルで一番怖いのは「身体的フレイル」「社会的フレイル」「認知・心理的フレイル」の「負のスパイラル」です。
体力が落ちて家事や外出がおっくうになり閉じこもる。結果として認知症やうつによる認知・心理的フレイルが進行し、また体力が落ちる。
あるいは、人と接する機会の減少や閉じこもりなどの社会的フレイルから、意欲が低下して、うつ・認知症などの認知・心理的フレイルが進み、家事や外出が難しくなることで身体的フレイルが進む。
このような「負のスパイラル」を断ち切ることが大切です。

■「フレイル」予防の3つのポイント
(1)栄養
食事は活力の源です。特にたんぱく質を十分に摂取しないと、筋肉の量や質が低下し、結果的にフレイルを招きやすくなります。
バランスのとれた食事を3食とり、美味しいものを長く食べ続けられるように、お口の健康にも気を配ることが大切です。

(2)身体活動
体を動かすことは、筋肉の発達だけでなく食欲や心の健康にも影響します。

◎片足立ちテストで転倒リスクをチェック!
片足立ちテストは足の筋力やバランス機能を調べるのに適しており、短時間で簡単に測定が可能です。
高齢者で長くできる人ほど歩行中に転倒しにくいという研究データもあることから、安全な歩行の指標に適しているとされています。
年齢:平均
20~29歳:70秒
30~39歳:55秒
40~49歳:40秒
50~59歳:30秒
60~69歳:20秒
方法:安全のため壁から50cm程度離れた位置で壁に向かって立ち、左右どちらかの足を前方に5cm程度上げ、床に着けた「支持足」がずれるか支持足以外の体の一部が床や壁に触れるまでの時間を測ります。
左右どちらも20秒未満だった方、要注意です!片足立ちテストで左右どちらも20秒未満だった方は、特に日常生活の中で体を動かすことを意識して、介護予防のための体操(めじろん元気アップ体操)をするなどの予防活動をお勧めします。

(3)社会参加
趣味やボランティア、地域活動などを通じて社会とのつながりを持つことが大切です。無理をせず、自分に合った活動を見つけましょう。

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