文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]常に備えよう! 防災ガイドブックを見て防災シミュレーション!(1)

1/46

大分県豊後大野市

皆さん、防災ガイドブックを見たことがありますか?
防災ガイドブックにはハザードマップが掲載されています。
全国では多くの災害が発生していますが、防災訓練等でハザードマップを事前に確認し早期避難をした結果、実災害で難を逃れた事例があります。大雨や台風が増えてくるこれからのシーズン、災害が発生する可能性が高くなります。
自らの命、家族の命、大切な人の命を守るために事前に避難する段階(タイミング)や避難場所・避難経路などの確認をお願いします。

■自分の住んでいる場所やよく行く場所は危険なの?
ハザードマップで、お住まいの地域や勤務先など、よく訪れる場所を見てください。災害が発生する危険のある場所は、赤色や黄色で塗られています。事前に色が塗られているか確認してください。
※ハザードマップ…土砂災害や水害、浸水の危険性が高い場所に色を塗り、避難場所などを示した地図のことです。

◇赤色(レッドゾーン)や黄色(イエローゾーン)で囲まれている場所の違いを知ってる?
・黄色(イエローゾーン)は土砂災害警戒区域
土砂災害が発生した場合、住民等の生命または身体に危害が生じるおそれがある区域です。
・赤色(レッドゾーン)は土砂災害特別警戒区域
特に危険な区域で、土砂災害が発生した場合に、建築物に損害が生じ住民の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがある区域です。
出典:豊後大野市防災ガイドブック

■防災ガイドブックで防災シミュレーションをしてみよう
◆[平常時に準備!]非常持ち出し品を準備しておこう
「定期的に非常食の賞味期限をチェック」
災害発生時は、ライフライン(電気、水)等がストップする可能性が高いです。家族人数分の食料、水を最低限3日分確保するなど非常持ち出し品を準備しておこう!
非常持ち出し品は避難するときに持ち出すべき物です。人によっては必要なものが異なりますのでリストアップしてください。リストアップしたらリュックなどにまとめて、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう!

◇非常持ち出し品
・非常食・水
・常備薬
・貴重品
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・着替え
・感染症対策グッズ(マスク、体温計、消毒液など)

◇家族に合わせて必要なものを準備
・衛生用品、生理用品
・入れ歯、コンタクトレンズ
・紙おむつ、離乳食、乳児用ミルクなど

◆どこに避難するか決めておこう
災害の危険がある場所にいる人は、早めの避難が重要です。避難するところは市が開設する避難所だけではありません。日頃からどこに避難するか決めておきましょう。ご家族の中に市内で一人暮らしをしている高齢の方がいる場合は早めに避難を促しましょう。
市が開設する避難所は多くの人と限られた場所を共有するため、スペースが狭い、プライバシーの確保が難しいなどの問題もあります。在宅避難(自宅内や親せき、知人等の家へ避難すること)は、普段の生活環境に近い環境で避難生活を送れます。
危険な場所で在宅避難が難しい方などは、迷わず市が開設する指定避難所を利用してください。指定避難所の一覧は防災ガイドブックの28ページに記載しています。
今一度確認してください。

◆[災害時]警戒レベルを確認しよう!
市が避難情報を発令するときは警戒レベルを用いて発令します。危険な場所にいる方で、避難するのに時間がかかる方は、警戒レベル3「高齢者等避難」以上が発表されたら安全な場所へ全員避難しましょう!警戒レベル4「避難指示」以上が発表されたら、危険な場所にいる方は全員避難しましょう!
また、1人で避難するのではなく、隣近所を誘って集団で避難しましょう!

◆避難が間に合わない場合は、命を守る最低限の行動を!
台風や大雨の場合、災害の状況が刻々と変化します。外に出たら身の危険を感じるような事態となった場合は、まずは安全確保を第一に考えてください。
危険が切迫している場合は避難所への移動(水平避難)だけでなく、命を守る最低限の行動(垂直避難)が必要な場合もあります。
垂直避難とは建物屋内の2階以上の安全を確保できる高さに移動することをいいます。浸水による建物倒壊の危険がないと判断される場合には、自宅や近隣建物の2階以上へ緊急的に避難し、救助を待つことも検討してください。
土砂災害の多くは木造の1階で被災しています。浸水などで避難場所への避難が困難な場合は家の中のより安全な場所(がけから離れた部屋や2階など)に移動しましょう。

◇こういう場合は屋外への移動は危険です
・夜間や急激な降雨で避難路上の危険箇所が分かりにくい
・膝上まで浸水している(50cm以上)
・浸水は20cm程度だが、水の流れが速い
・浸水は10cm程度だが、用水路などの位置が不明で転落の恐れがある

「もし逃げ遅れたら近くの丈夫な建物の2階以上に避難して救助を待とう」

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU