◆市民提案型 協働のまちづくり活動推進事業による取り組みを報告
この事業は、市民活動団体の先駆性・柔軟性を生かしたアイデア・ノウハウによって、より効果的な地域の課題解決、活性化、市民サービスの向上を目指すものです。令和5年度は9団体から応募をいただき、6団体の提案が採択されました。各団体の活動を報告します。
◇演劇ワークショップを開催!
団体名:このゆびとまれ
講師に演出家・脚本家でご活躍されている方を迎え、緒方公民館で2日間にわたり演劇ワークショップを開催しました。多世代・多地域の人が集まり、初対面の方も多かったですが、演劇を通じて相互理解を深めることができました。脚本は「真名野長者物語」を新たな解釈で書き下ろしたもので、互いに発表し、他者の表現を鑑賞しました。ワークショップが終わるころには参加者みんな笑顔になり打ち解けました。参加者の心に残るワークショップが開催できたことに感謝申し上げます。
◇用作公園夜神楽「水鏡」で地域を盛り上げる!
団体名:朝地町青年部水鏡実行委員会
コロナ禍で長らく中止をしていた用作公園夜神楽「水鏡」を復活させ、観光客の集客による地域振興を図りました。本事業の実施によって、市内に観光客を呼び込み、地域に活力をもたらす取り組みを継続する礎を築くことができました。当日は、バスの利用客だけで600人を超えるなど大盛況となりました。今後も工夫を凝らしながら、「水鏡」を継続させ、豊後大野市に活気やにぎわいを創出していきたいです。
◇人々に癒やしとやすらぎを!
団体名:岡一心の会
中九州横断道路沿いの大野東インターチェンジ付近に、芝桜の植樹とイルミネーションの設置を行いました。足場を組んで草刈りをし、地元メンバーで協力しながら作業を実施しました。元々植えられていた芝桜は枯れ、イルミネーションも老朽化していましたが、今回の事業で景観を維持でき、中九州横断道路沿いを通る多くの人々に癒やしを与えることができました。また、作業を通じて地域の結束力も深めました。今後も草刈り等を行いながら、景観を維持し、通行人や地域の人々にやすらぎを与えていきたいです。
◇芸術文化を通じて人々の交流を創出!
団体名:幸寿顕彰会
中九州アートミュージアムの展示室を改修し、芸術文化イベントを実施しました。音楽イベントに来館した方が同時に展示室にも顔を出し、美術作品を相乗的に楽しむことができるなど、交流人口の幅を広げることができました。今後も芸術文化イベントを組み合わせながら開催することで、さらなる関係人口の創出と、持続可能なまちづくり事業を展開していきたいと思います。
◇ふるさとと子どもの夢をつなぐ!似顔絵イラストを掲示!
団体名:みえまちづくり協議会
令和2年から菅尾駅で、菅尾小学校とすがおこども園の卒業生の似顔絵と将来の夢をパネルに掲示する事業を行ってきました。今年度は本事業を活用し、事業規模を拡充。三重町全体に規模を広げ、三重町駅でも似顔絵掲示事業を実施しました。2月23日、エイトピアおおので完成報告会を実施。子どもたちはできあがったパネルを見て歓声を上げていました。今後も地域の子どもたちの思い出作りと郷土愛の育成に励んでいきたいです。
◇「子どもの声を聴く技術を学ぶ」スキルアップ研修を実施!
団体名:NPO法人しげまさ子ども食堂―げんき広場―
9~10月にかけて、子どもの話を聴く技術を学ぶ研修を実施しました。研修後は、それぞれオンラインでフォローアップ研修も実施。1月には事業報告会も行い、研修で学んだことの発表・共有も行い、理解を深めました。本事業で、参加者が自らのコミュニケーションを見直し、子どもが話したい話を聴くことの重要性に気付くことができました。また、参加者が支援を行う場で、子どもが少しずつ自分から話をするようになるなどの成果が見られました。今回の研修を受講していない方にも、参加者が作成した資料を基に子どもへの対応についての研修を行っていきたいと思います。
◆募集中 令和6年度 豊後大野市市民提案型協働のまちづくり活動推進事業
令和6年度の同事業の募集を行っています。募集内容等は、市ホームページをご覧ください。
申込期限:4月19日(金)
学生コースを新設しました
問い合わせ先:まちづくり推進課 地域振興係
【電話】0974-22-1004(内線2414)
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