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堺の歴史発見記

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大阪府堺市

■5 芝辻理右衛門家文書(しばつじりえもんけもんじょ)
「芝辻理右衛門家文書」は、堺の鉄砲鍛冶を代表する家「五鍛冶」のひとつ、「芝辻理右衛門家」に伝わった文書群で、昨年12月、新たに堺市指定有形文化財に指定されました。同家が「五鍛冶」と言われる立場を与えられた理由は、徳川家康が豊臣家と争った大坂の陣で、先祖が徳川方に味方し奔走した功績によるものだと記されています。その立場によって、同家は江戸時代初期、幕府から多くの鉄砲を受注していました。計107点の文書の中には、幕府に仕える砲術家が五鍛冶に対して出した書状が残されており、鉄砲を特に良質な鉄で作るように指示する書状や、納入した鉄砲の出来栄えが悪かったことを戒める書状も残っています。その他にも本文書群は堺の鉄砲鍛冶に関する幅広い内容を含むもので、その役割について具体的に知ることができます。
本資料は堺市博物館企画展「芝辻理右衛門家文書と堺の鉄炮(てっぽう)鍛冶」(3月16日~6月9日開催)で展示されます。
3月3日13時にオープンする鉄炮鍛冶屋敷もあわせてご観覧ください(4・5面特集)。

問合せ:学芸課
【電話】245-6201
【FAX】245-6263

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