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ほっとタイムエッセーVol.110

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大阪府大東市

■ピアノコンクールで全国1位!
住道南小学校6年生 佐々木悠衣さん

ヤマハジュニアピアノコンクールにおいてC部門(満12歳以下対象の部)で全国1位を獲得した佐々木悠衣さんにお話を伺いました。
▽憧れの舞台で演奏したい
悠衣さんは幼い頃から、テレビの教育番組を見ながら踊りだすほど音楽が好きな子どもで、2歳から幼児向けの音楽教室に通い始めた。ピアノに興味を持ち、習い始めたのは4歳のときで、それから今まで楽しみながら練習を続けてきた。
悠衣さんは昨年、同コンクールのセミファイナル(準決勝)で敗退し悔しい思いをした。「来年こそは!」とグランドファイナル(決勝)の舞台で演奏することを目標に、毎日1~4時間、大会前には7時間以上の練習を重ね、憧れの舞台への切符を手にした。課題曲3曲のうち1曲である「オーラ・リー」は編曲も自分で考えなければならなかった。他の2曲もかなりの難曲だが、それまで練習を積んできた悠衣さんには不安よりも「やってみよう!
やれそうだ!」という前向きな気持ちが心の中にあった。結果、悠衣さんは目標以上の「全国1位」という快挙を成し遂げることができた。

▽やっぱりピアノが好き
そんな悠衣さんでも一度だけ、ピアノをやめたいと思ったことがある。悠衣さんによると、ピアノを弾く時間は勉強するよりも頭を使うそうだ。
ただ譜面どおりに弾くだけではなく、作曲家はなぜこの部分に「だんだん強く」や「なめらかに」などの音楽記号を入れたかなど、思いをくみながら演奏することはとても難しいと話す。しかし悠衣さんは難しさと表裏一体にあるピアノの面白さを再確認し、「やっぱりピアノが好き」という自分の気持ちにも気づくことができた。

▽夢はピアニスト
悠衣さんはピアノの魅力をこう語る。「ピアノは鍵盤を押せば音が鳴って、いろんな音が出ます。全ての音が美しくて好きです。一つ一つの音が重なり合ったときの素晴らしさが一番の魅力です」。
ピアノを離れると、友達とはやりの歌やゲームの話で盛り上がるまだあどけない小学6年生の女の子だが、演奏している姿やピアノについて話す姿は、小さくても立派な「ピアニスト」だ。悠衣さんに将来の夢をたずねると迷わず、「ピアニスト」と笑顔で答えてくれた。

▽グランドファイナルでの演奏曲
(1)ソナタイ長調(ハイドン)
(2)森の精(シャミナード)
(3)オーラ・リー(アメリカ民謡)

市公式インスタグラムで悠衣さんの演奏が聴けます

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