駐輪場で「まちづくり」社会実験 梅田東エリアに新設 環境整備も担う

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西日本最大のターミナル・大阪駅や梅田の繁華街のある梅田東エリアは放置自転車が目立つ区域です。その一角、茶屋町に、新しいスタイルの公共駐輪場が7月1日(土)にオープンします。スマホで空き情報検索も料金支払いもOK。シェアサイクルも備え、周辺の環境整備などまちづくりにも取り組みます。
一時利用専用で、収容台数は65台。うち5台分にはシェアサイクル(ハブチャリ)を備えています。
このエリアの放置自転車には「ファットバイク」と呼ばれるタイプが目立ちました。タイヤが太く、ラック式駐輪場には置けないことも一因とみて、タイヤのサイズを問わずに利用できるチェーン式を採用しました。
スマホがあれば「北区駐輪場マップ」でリアルタイムの空き情報が分かり、QR決済で料金支払いもOK。イコカ、ピタパなど交通系ICカードでも精算が可能です。
また、駐輪場の収益を活用して、放置自転車をなくす啓発活動や周辺の道路清掃など環境整備にも取り組みます。
管理運営は民間事業者を公募。「梅田東エリア放置自転車対策の強化に向けた自転車駐車場・管理運営等事業における公募型プロポーザル」で選定されたサイカパーキング株式会社が、駐輪場の整備から維持管理まで一体的に運営します。
人と自転車が共に快適なまちづくりに向けて駐輪場を活用する社会実験です。今後、地域や周辺企業の皆さんと一層連携し、大阪・関西万博に向けて安全で便利な、放置自転車のない美しいまちづくりを進めていきます。

◆サイカパーク　梅田東エリア複合型自転車駐車場
収容台数：65台(うちシェアサイクル5台)
料金：最初の60分間無料、入庫後4時間まで100円、24時間150円
運営：サイカパーキング株式会社