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自治体の皆さまへ

多加志のこころざし

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大阪府大阪市淀川区 クリエイティブ・コモンズ

◆淀川区版ネウボラの構築に向けて
淀川区長 岡本多加志(おかもとたかし)

淀川区役所では、毎年この時期にサマーレビューと称して、各種事業の検証や再構築に向けた議論を行いながら、来年度の予算要求に向けた準備を始めています。
今回、大きなテーマの一つが、妊娠期から中学生までの子どもたちへの切れ目のない支援を行う仕組み「淀川区版ネウボラ」の構築です。なお「ネウボラ」とはフィンランド語で『アドバイスをする場所』という意味ですが、ここでは子どもたちへの切れ目のない支援を意味する言葉として使用しています。
まず、体制整備として4月には淀川区役所で組織改編を行い、子育て支援を担当する部署と学校教育を担当する部署を統合しました。
次に、新たな課題、例えばコロナ禍において急増した不登校児童・生徒に対し、適切な支援を届けていく必要があると考えています。
これまで、淀川区役所では、訪問型の病児保育の実施や、区内の保育所や幼稚園等からのヒアリングに基づき、課題のある子どもたちへアウトリーチの手法で福祉的な支援等を届ける事業、また、就学期の子どもたちへの学力、体力向上のための取組など、区独自の事業を展開してきました。今後、新たな課題にも積極的に対応していくとともに、学校やNPOなどとの連携強化や、区役所担当者間での情報共有を図るための仕組みづくりなど、引き続き「淀川区版ネウボラ」の構築に向けた取組を進めてまいります。

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