くらしの緊急情報

27／56

■遠隔操作アプリを悪用して借金させる副業の勧誘に注意!～緊急度レベル4
□事例
SNSで知り合った人から副業サイトを教えてもらい、約2000円の情報商材を購入した。後日、事業者から電話があり「アフィリエイトビジネスで儲かる方法を教える。約200万円のサポートプランがあなたに合っている」と勧められた。「お金がない」と断ると、「貸金業者でお金を借りる方法を教えるので、スマートフォンに遠隔操作アプリを入れるように」と案内された。電話で事業者から言われるままスマートフォンで操作し、2社の貸金業者から50万円ずつ借りたが、返済できるか不安になった。解約して返金してほしい。

□解説
事業者から「副業の説明のために必要」「借金する方法を教える」などと言われても、遠隔操作アプリをインストールするのは避けましょう。
遠隔操作アプリを利用した状態で貸金業者サイトに登録した場合、IDやパスワードが事業者に知られています。すぐにパスワードを変更しましょう。また、事業者がIDやパスワードを変更してしまう恐れもあります。その場合は、登録した貸金業者に連絡を取り事情を伝え、個人情報を悪用されないようにしましょう。
「簡単に儲かる」「借金してもすぐに元が取れる」などと言われる場合がありますが、簡単に稼げるうまい話はありません。また、事業者と連絡が取れなくなると、解決することが困難です。勧誘トークを鵜呑みにせず、冷静に考えましょう。

問合せ先：消費生活センター
【電話】072-965-0102
【FAX】072-962-9385