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自治体の皆さまへ

子宮頸がんを予防しましょう

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大阪府東大阪市 クリエイティブ・コモンズ

◆子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の出口である「子宮頸部」にできるがんです。初期には自覚症状が現れることなく進行していくという特徴があります。日本では毎年、約1.1万人の女性がかかり、約2900人が亡くなっています。年齢別にみると、20歳代後半から増える傾向にあり、40歳代にピークを迎えます。

◆病気の原因は
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。HPVは主に性交渉によって感染します。

◆子宮頸がんを予防するには
◇HPVワクチン接種(【URL】本紙参照)
平成25年6月14日以降、HPVワクチンは、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的にみられたことから、積極的勧奨を差し控えていました。その後、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、令和3年11月26日付けで積極的な勧奨が再開されることとなりました。HPVの感染を防ぐにはHPVワクチンの接種が効果的です。
対象:
・定期接種…小学校6年生~高校1年生相当(平成19年4月2日~平成24年4月1日生まれ)の女性
・キャッチアップ接種…平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性
※キャッチアップ接種は令和7年3月31日まで。
持ち物:母子健康手帳
接種方法:市内の予防接種委託医療機関へ直接予約

◇HPVワクチンの一般的な接種スケジュール
◎シルガード(R)9
(1回目の接種が15歳未満の場合)2回目…1回目から6か月以上あけて接種
(1回目の接種が15歳以上の場合)2回目…1回目から2か月以上あけて接種、3回目…1回目から6か月以上あけて接種

◎ガーダシル(R)
2回目…1回目から2か月以上あけて接種、3回目…1回目から6か月以上あけて接種

◎サーバリックス(R)
2回目…1回目から1か月以上あけて接種、3回目…1回目から6か月以上あけて接種

◇HPVワクチン任意接種償還払い制度(【URL】本紙参照)
平成9年度生まれから平成16年度生まれの女性で、定期接種の年齢を過ぎてHPVワクチンを国内で昨年3月31日までに自費で受けた方は、かかった費用のうち既定の額を払い戻すことができます。

◇子宮頸がん検診(【URL】本紙参照)
子宮頸がんは、初期の段階では自覚症状がないことが多いので、自分では気づきにくい病気です。そのため、定期的な検診により、早期に発見することが大切です。
市では、子宮頸がん検診を実施しています。HPVワクチンを接種していても、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
対象:4月1日現在20歳以上かつ偶数年齢の女性
※21歳以上の奇数年齢の方も、前年度受診していない場合は受診可。
検診間隔:2年に1回
検診実施場所:市委託医療機関
料金:800円
内容:問診、視診、細胞診、内診
※必要と判断された方は体部細胞診も実施。その場合500円追加。

問合せ先:
・HPVワクチンについて…母子保健・感染症課【電話】072-970-5820【FAX】072-970-5821
・子宮頸がん検診について…健康づくり課【電話】072-960-3802【FAX】072-970-5821

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