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特集 司馬遼太郎生誕100周年(2)

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大阪府東大阪市 クリエイティブ・コモンズ

■二十一世紀に生きる君たちへ司馬さんからのメッセージ
歴史小説や紀行文、エッセイ、対談など大人向けの作品を数多く残した司馬さんは、小学6年生の教科書に書いた随筆『二十一世紀に生きる君たちへ』で、21世紀の社会を担っていく子どもたちへのメッセージを語っています。
科学や技術を過信せず、自然という「不変のもの」を生き方の基準において、自己の確立や他者へのいたわり、頼もしさというキーワードとともに、21世紀を生きる若者たちへのエールと、人が生きていく上で必要な心構えを説く本書。
子どもだけでなく、大人にも司馬さんのメッセージを感じ取ってほしい1冊です。
『二十一世紀に生きる君たちへ』の一節が書かれた石碑は、河内小阪駅から記念館までの道筋にある中小阪公園内に建てられています。この文学碑は、記念館建設に伴うまちづくり事業の一環として、2001年に市が設置しました。

■司馬遼太郎記念館
日時:10時~17時(入館受付は16時30分まで)
休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)、9月1日~9月10日、12月28日~1月4日
料金:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

問合せ先:06-6726-3860
【FAX】06-6726-3856

2001年11月に開館された記念館は、司馬遼太郎さんの自宅と安藤忠雄さんの設計によるコンクリートの建物で構成されています。
また、雑木林風の庭の小径から窓越しに、司馬さんの書斎を間近に見ることができます。
高さ11メートル3層吹き抜けの大書架では、約2万冊の蔵書が広がり、司馬さんの精神を感じることのできる空間になっています。
記念館には、貴重な手書き原稿や万年筆、また、司馬さんが風邪防止に首に巻いていたバンダナも一部展示しています。原稿に書かれた筆跡や使われていた万年筆からは、創作時の雰囲気が感じ取れます。

□企画展 作家の道へ―司馬遼太郎と「近代説話」
司馬遼太郎記念館では、作家・司馬遼太郎が誕生した時代に焦点を当てた企画展を開催しています。
短編小説『ペルシャの幻術師』で第8回講談倶楽部賞を受賞した際の賞状や上村館長に贈った自筆画「一枚の絵」など、作家・司馬遼太郎が誕生したころの雰囲気を感じられる展示となっています。
また、地下ホールでは、企画展に関連した「司馬遼太郎の世界忍者・幻術編」(約13分)を1時間ごとに上映します。
日時:来年2月18日(日曜日)まで

□募集 司馬遼太郎記念館サポーター
司馬遼太郎記念館では、受付や庭の手入れなどのボランティア活動を行うサポーターを募集しています。
定員:若干名(土曜日・日曜日に活動できる方歓迎)
選考方法:面接
申込方法・申込み先など:応募用紙を10月6日(金曜日)(必着)までに郵送またはファクスで
※応募用紙は司馬遼太郎記念館で配布。詳しくは司馬遼太郎記念館までお問合せください。

□花園図書館「司馬遼太郎コーナー」
花園図書館では、司馬さんの著書や関連本を集めた常設コーナーを設けています。
自筆原稿(複製)や挿絵の原画、花園図書館開館時に寄せられた直筆の祝辞なども公開しています。
開館時間:9時~21時(火曜日は休館)
場所・問合せ先:花園図書館
【電話】072-965-7700
【FAX】072-965-9212

□東大阪市×函館市図書館交換展示
花園図書館では、8月2日~9月25日の間、代表作の1つ『燃えよ剣』の主人公「土方歳三」の終焉の地である函館市の函館市立中央図書館とのコラボで、司馬さんの関連資料を展示します。
日時:8月2日(水曜日)~9月25日(月曜日)9時~21時(火曜日は休館)
場所・問合せ先:花園図書館

□ひがしおおさか電子図書館でも閲覧可能
ひがしおおさか電子図書館では、24時間いつでも、お持ちのパソコンやタブレット端末、スマートフォンから電子書籍を読むことができます。
『坂の上の雲』や『竜馬がゆく』など、司馬さんの作品22点も閲覧できます。
対象:市内在住・在勤・在学(いずれか)で市立図書館の利用登録をお済みの方
利用方法:市立図書館ウェブサイトから「ひがしおおさか電子図書館」にログイン詳しくは、市立図書館ウェブサイトをご覧ください。

問合せ先:永和図書館
【電話】06-6730-6677
【FAX】06-6727-5568

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