市立東大阪医療センターのスタッフがリレー形式で医療に関する情報などをお届けします。
■第81回高齢者の低栄養に注意して
◆市立東大阪医療センター 栄養管理科 田中智子科長
低栄養とは、生きていくために必要な量の栄養素が摂れていない状態をいいます。高齢になると、食事量の減少や偏りから低栄養状態になりやすく、それが続くと筋力や活力、活動量の低下から要介護のリスクが高まります。また、入院患者で栄養状態が悪い場合、治療が長引く一因となっています。当センターでは、他職種協働の栄養サポートチームの活動により、入院患者の栄養管理を行い低栄養の改善や退院に向けたサポートをしています。
◇食事のポイント
1.適量を食べる(体重維持)
2.栄養バランスよく食べる(毎食、主食+主菜:たんぱく質源1~2品+副菜:野菜、キノコ、海藻類1~2品)
3.規則正しく食べる
「体重が減ってきた」「食事量が減ってきた」「硬いものが食べられなくなった」などの状況は要注意です。低栄養にならないように日常の食事を意識してみてください。
問合せ先:地方独立行政法人市立東大阪医療センター事務局地域医療連携室
【電話】06-6781-5101
【FAX】06-6781-2194
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