【特集】介護職の魅力(1)

1／78

〜高齢者の生活を支える〜
「いつまでも元気に自分らしく暮らしたい」
そんな気持ちに寄り添うのが、介護保険サービスです。
少子高齢化が進む中、家族の形や働き方が変化し、私たちの生活は時代に沿って変化し続けています。そのような中で、平成12年に創設された「介護保険制度」は、今の高齢者の生活を支える重要なものとなっています。「介護」と聞くと「大変」というイメージがあるかもしれませんが、「介護」は日常生活に支障がある人に対して介助を行う行為で、私たちは日常生活の中で少なからず「介護」に接しているのではないでしょうか。
高齢者の生活を支える「介護サービス」は、これからの社会にとって必要不可欠な仕事です。本市の介護事業所で元気で生き生きと働く人の姿を知っていただき、介護業界の今の様子を紹介します。

■介護人材の定着促進のために
働く世代が減少し、介護人材も不足する一方で、介護を必要とする高齢者は今後も増加し、このままだと介護サービスを受けられない高齢者が出てくる可能性もあります。

◇大阪府介護人材の需要ギャップ(実人数)
(出典)大阪府高齢者計画2021
※理論値の端数処理の関係上、差異が生じる部分があります。

▽この対策として
・高齢者や子育て世代、外国人も積極的に採用
・介護業界では「働き方改革」を行い、みんなが働きやすい職場環境の整備をめざし、介護人材の定着促進につなげている
↓
▽具体的には
・短時間勤務が可能
・多世代活躍(子育て世代から高齢者まで)
・未経験者や転職者も活躍(いろいろな経験、特技、資格が生かせる職場)
・キャリアアップが可能(介護の仕事を通して、介護福祉士などの資格取得やスキルアップをめざす)
・スキルがあれば、どこでも働くことができる
・福利厚生の充実

■介護を支える職員
利用者に直接介護をする職員だけでなく、調理員やドライバーなどさまざまな業務を担う職員が介護現場で活躍しています。
◇ケアマネジャー
介護を必要とする方に、介護のケアプランの作成やサービス提供事業所との連絡調整を行い、適切なサービス利用の支援を行う職員

◇調理員
介護施設やデイサービスの事業所などで、利用者の食事を作る職員

◇介護士
介護に携わる全ての職員

◇ドライバー
デイサービスなどの通所サービスの利用者に対して、車での送迎を行う職員

◇介護福祉士
介護分野で唯一の国家資格で介護の知識と技能を駆使して、介護ニーズ全体に対応する専門的な職員

◇介護助手
介護施設などでリネン交換や食事の配下膳、清掃、片付けなどを行い、介護職員をサポートする職員

◇ホームヘルパー
自宅で過ごす利用者に対して、掃除や洗濯、食事作りを行ったり、身体の介護を必要とする方には、トイレや入浴、着替えなどの介助を行う職員

次ページから現場で働く介護職員の声を紹介しています

問合せ：介護保険課
【電話】754・6257