【特集】大学生の力で池田をもっと元気に!～若く自由な発想で活力あるまちづくり～(1)

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活力あるまちづくりの実現は、行政の取り組みだけで成せるものではありません。
本市では、大学生と商店街の連携によりまちのにぎわいを創出するべく、池田地区ではサカエマチ商店街で関西大学と関西学院大学の学生が「関関COLORS」の活動をし、石橋地区では石橋商店街で大阪大学の学生が「石橋×阪大」の活動をしています。
また、池田発の産品・製品のブランドイメージを高めることを目的とした市の「池田ブランド構築事業」に大阪成蹊大学経営学部のゼミが新たに参画し、新商品提案に向け、取り組みを進めています。
今号では、若く自由な発想で、活力ある地域づくりのために活動している大学生の皆さんを紹介します。

■関関COLORS(かんかんカラーズ)
大学：関西大学、関西学院大学
メンバー数：15人
場所：関関COLORS店舗(サカエマチ商店街1番街内)

～活動内容～
サカエマチ商店街でのイベント企画・運営や小学生を対象とした子ども預かりサービス、個人や団体を対象に店舗の貸し出しや広報などを行うチャレンジスペース事業(本紙15ページ参照)を実施。

関西大学3年
関関COLORS代表
柴田　もも夏さん

◇人の役に立つことがしたい
地元が池田ということもあり、以前から関関COLORSのことは知っていました。
大学生になり、サークルを選ぶ中で、関関COLORSが頭に浮かび、見学に行きました。人の役に立つことがしたいと思っていたので、地域のために活動できるところに引かれ、入ることを決めました。

◇商店街と共に創り上げることが楽しい
私が関関COLORSに入ったときは、新型コロナの影響で商店街と一緒になって何かをすることができませんでした。
今年の春祭りこそは!と思い、商店街の店主の方々と共にサカエマチ商店街で利用できるクーポン券を作りました。
ここ数年のイベントは関関COLORS内で完結することが多かったので、春祭りで商店街の方々と一緒にイベントを創り上げられたことはとても楽しく、やりがいを感じました。

◇分からないことが多く大変なことも
私が関関COLORSに入ってからの約2年間は、新型コロナで大きなイベントができなかったので、これからイベントをしようとなったとき、どのように企画、運営していくのか、商店街の方との連携はどのようにするのかなど、分からないことがたくさんあり、そこが一番大変でした。

◇新しいことに挑戦したい
まだ企画段階ですが、新たな商品開発も考えています。これからも、新しいことにたくさん挑戦し、実績を作り、後輩たちがより挑戦しやすい環境を作れたらいいなと思っています。

▽今後のスケジュール
・10月8日(日)
13周年イベント
@池田駅前てるてる広場

・12月中旬
冬祭り
@サカエマチ商店街1番街

▽COLORS★KIDSで大学生と交流しませんか?
工作や料理、子どもたちが考える遊びなどのさまざまなコンテンツを通して、子どもと地域、学生のつながりを作っています。
日時：水曜日午後5時～7時
場所：関関COLORS店舗
対象：小学生
費用：500円(1回)
申込み：前日までに関関COLORS　LINEから

▽商店街の声
(株)北田呉服洋品店
北田　晃一さん

サカエマチ商店街の店主の平均年齢は60歳前後になり、お祭りをするにも、昔ながらの方法で行っており、流行を踏まえた企画などを行うことができていませんでした。
関関COLORSの学生さんが商店街に来てくれてからは、若い発想力やSNSを中心とした情報発信力にとても助けられています。また、高齢化していた顧客層も「子ども預かりサービス」を通して、子育て世代の方も商店街に足を運んでいただけるようになりました。
これからも関関COLORSの皆さんと一緒に商店街の活性化に向けて取り組んでいきたいですね。

■石橋(いしばし)×阪大(はんだい)
大学：大阪大学
メンバー数：46人
場所：くるる石橋(石橋商店街内)

～活動内容～
石橋商店街でのイベント企画・運営や小・中学生を対象に勉強を教える「くるる塾」の運営、その他地域のイベントへの出店などを実施。

大阪大学3年
石橋×阪大代表
中村　太一さん

◇地元の商店街に学んだことを生かしたい
将来、地元の商店街に学んだことを生かしたいと思ったことが石橋×阪大に入ったきっかけでした。
高校生のときに友人と地元である香川県の商店街巡りをしていました。商店街の店主と話す中で、横のつながりやコミュニティーに魅力を感じ、何か自分も商店街で面白いことをやりたいなと思いました。
大学入学後のサークル選びでは、地域活性化サークルを中心に探し、雰囲気が一番自分に合った石橋×阪大を選びました。

◇たくさんの大人に出会えることが魅力
石橋×阪大の魅力はたくさんの大人に出会えることです。活動を通して、商店街や地域の方と一緒に活動できるのは本当に楽しいです。
学生だけのサークルだとこんなに多くの大人と話す経験はできなかった思います。
たくさんの方の協力を得て、自分の思いを実際に形にできることがやりがいです。

◇社会人のマナーを勉強できることも
商店街の店主や石橋×阪大の先輩から社会人としてのマナーについて、注意を受けることも多いです。
メールの返信スピードは一例ですが、学生と社会人のマナーの違いを痛感しています。
多くの人と関わるからこそ、プレッシャーもありますが、勉強させていただくことが本当に多く、感謝しています。

◇もっと多くの人や団体を巻き込みたい
大学には面白いサークルがたくさんあります。これからは、今まで関わることのできていないサークルと商店街のコラボをどんどん増やしていきたいです。

▽今後のスケジュール
・11月12日(日)
石橋ミュージックストリート
@石橋商店街

・12月10日(日)
おはこ文化祭
@石橋商店街

▽「くるる塾」で阪大生と一緒に勉強をしませんか?
学校の宿題や自由研究のお手伝いなど、阪大生がちょっと楽しい塾を開いています。予約不要で出入りも自由です。
日時：月曜日午後5時～8時
場所：くるる石橋2階
対象：小・中学生

問合せ：メールで石橋×阪大
【メール】kururujuku@gmail.com