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池田報道 市民記者が行く!

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大阪府池田市

市民が池田市の魅力をリポートする“市民記者”として、地元・池田の情報を発信します。

■今月の市民記者
池田 真由美さん
ピアメディエーション講師。もめごとを話し合いで解決していく方法を伝えている。
「語りすと」としてインターネットラジオでインタビューする経験を生かし、池田にまつわるちょっと良い話をお届けしていきます。

■取材先
池田・人と自然の会

「身近にあふれる池田の自然に目を向けてみよう!」
皆さんは、市内でホタルを見たことがありますか?
ほのかな光に癒やされる、そんな心静かな時間を池田の市街地で過ごせるとは、私自身、思いもしませんでした。そこで、「池田・人と自然の会」の活動に参加し、会員の皆さんからお話を聞いてきました。

◇「ホタルを守ろう」から生まれた
「池田・石橋のホタルを守る会」からスタートし、その後、平成11年に「池田・人と自然の会」に名称を変更し、20年以上にわたり活動を続けている自然保護団体です。現在も100人を超える会員が在籍しています。
ホタルだけにとどまらず、野鳥や昆虫、魚や哺乳類などの生き物から植物や鉱物に至るまで、さまざまなジャンルで活動する愛好家たちが一堂に会することで、「人と自然の会」という名のとおり、人も自然も共に快適な環境で共存できることをめざしています。

◇市の自然を守りたい
市には、まだまだ多くの自然が残っています。とはいえ、自然を壊すのも、守るのも「人」なのです。自然豊かな市の良いところをより良い形で次世代へ受け継いでいくためにも、今、できることをやっていく必要があります。
例えば、ホタルの生息にしても、水があり、育つためのエサが必要です。光るためには適度な暗さも要ります。ところが、残念なことに、近年は水路がふさがれたり、舗装されたりしてしまい、水辺の生き物たちが暮らしにくい環境へと変化してしまい、ホタルの生息地も激減しているのが現状です。ホタルの明かりを絶やさないためにも、みんなで協力し合い、環境保全をしていくことが大切になってくるのです。

◇棚田の保全活動
細河地区の棚田では、棚田周辺の野草の観察だけでなく、会員になると、田起こし・代かき・田植え・除草・稲刈り・脱穀・もみすりなど一連の「稲作体験」ができます。また、近隣の小学生たちには、田植えや稲刈り体験を通して「食育」までを学んでもらっています。

◇志を共にする若い世代に期待
市の豊かな自然に目を向け、一緒に保全活動に参加してみよう!という志を持った仲間が増えることを期待しています。そのためには、生息する多様な生き物や自然に触れてもらうことも大切です。
皆さんも、まずは自宅周辺から観察をしてみるのはいかがでしょうか?思わぬ生き物や植物を見かけるかもしれません。そして、より詳しい話を聞きたくなったら、「池田・人と自然の会の観察会」へ参加しに来てくださいね。

連絡先:池田・人と自然の会
同事務局【電話】761・7289(今城)

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