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自治体の皆さまへ

[特集]多文化共生のためにできること(2)

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大阪府河内長野市

◆[interview 2]ルーさん・タンさん夫婦
同じくベトナムからやってきたルーさんとタンさん夫婦は、数年前から市内の介護事業所に勤めています。二人は日本で出会い、今年2月に結婚。会社の上司や先輩に支えられながら仕事に励んでいます。

○分からない言葉はその場ですぐに確認
施設の利用者さんとはカラオケや映画観賞、折り紙や塗り絵などを通じてコミュニケーションを図ります。知らない言葉や漢字はすぐに先輩に確認、気になる言葉はスマホで検索します。コミュニケーションの妨げにならないように、常に学びながら働く日々です。

○ご近所との交流も積極的
庭でパクチーや空心菜、へちまやスイカなど様々な野菜や果物を育てることが趣味で、ご近所さんに栽培した野菜をおすそわけすると、お礼におかずをもらうなど、楽しく交流しています。

○上司先輩のサポートがあってこそ
会社の上司・先輩にはいつも感謝していますと語る二人。市内転入時には市役所に一緒に付き添い手続きをサポート、夜中や休みの日でも分からないことはLINEで相談しているのだそう。体調不良で休んだ時も食事の心配をしてくれたりと、生活面でのサポートやケアがうれしかったと話します。上司や先輩という関係ですが、最大限の尊敬の念を込めて『先生』と呼んでいます、と笑顔で語ってくれました。

◆やさしい日本語を使おう!
「やさしい日本語」は、災害時、外国人に向けて分かりやすく情報発信することを目的に発展し、基本的なルールがあります。外国人だけでなく子どもや高齢者、障がいのある人にも配慮された日本語です。
・分かりやすい言葉に
・あいまいな表現は避ける
・漢字にはふりがなをふる

例えば
今朝8時頃に近畿地方を中心とした広い範囲で強い地震がありました。

今日(きょう)の朝(あさ)8時(じ)に、大阪(おおさか)で大(おお)きい地震(じしん)がありました。

◆国際交流協会KIFA
平成4年に誕生した河内長野市国際交流協会(通称KIFA(キーファ))は、本市の国際交流事業の推進母体として、大きな役割を果たしています。平成14年からは、キックス内で市の国際交流センターとして外国人相談窓口を運営しています。

○日本語サロン
KIFAでは、外国人市民のための日本語学習や相談、情報交換の場として日本語サロンを3か所で年間120日以上開催しています。詳細はKIFAへお問い合わせください。
※本紙21ページに関連記事。

○外国人のためのオンライン相談
生活(仕事、子育て、保険など)や在留資格、結婚・離婚など、専門の相談員や入国管理局の職員、行政書士、弁護士と相談できます。
内容・日時:
・行政書士相談…6月11日(日)午後1時30分~4時30分
・労働相談…6月19日(月)午後1時30分~5時15分
・法律相談…6月25日(日)午後1時30分~4時30分
・生活相談…6月26日(月)・27日(火) 午後1時30分~5時
・入管相談…6月28日(水)午後1時30分~5時
場所:キックス
※自宅のパソコンなどからでもZOOMで相談可。
申込み:希望相談日の1週間前までに電話で下記へ

問合せ:国際交流協会KIFA(キックス内)
【電話】54-0002

◆もっと便利に!本市のサポート
○外国人のための生活ガイドブック
外国人市民が市内で安心して暮らせるよう、出産・子育て、健康や医療などに関する手続きなど、日常生活に必要な情報を分かりやすく説明しています。

○自動通訳機
市役所窓口では、英語や中国語、ロシア語やポルトガル語の方言まで、合計84言語を通訳できる通訳ツールを使用して対応しています。
市ホームページからダウンロードできます
(※二次元コードは本紙またはPDF版でご確認ください。)

問合せ:文化・スポーツ振興課

○くろまろ塾本部講座「みんなで考える多文化共生」(くろまろ塾認定講座)
近所に外国人が引っ越して来たらどう接しますか?やさしい日本語や各地の日本語教室などを事例に、日本語講師と一緒に、外国人とのコミュニケーションについて学びます。
日時:6月24日(土)午後2時〜3時30分
場所:キックス
定員:100人(先着順)
参加費:500円
申込み:電話で下記へ

問合せ:くろまろ塾事務局(キックス内)
【電話】54-0001

「この機会に考えてみませんか?」

問合せ:文化・スポーツ振興課

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