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「かいづか家族の日」コンクール表彰式

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大阪府貝塚市

市では、11月の第3日曜日を「かいづか家族の日」とし、今年は11月19日(日曜日)に作品コンクール表彰式を開催しました。
家族にまつわるエッセイ・写真・絵画作品を募集し、3部門応募総数464作品の中から合計31作品が入賞されました。
多くのかたにご応募いただき、ありがとうございました。

■絵画部門最優秀賞
「キャンプ」
※詳細は広報紙2ページをご覧下さい。

◯絵画講評
審査員
幾田邦華様
(一般社団法人元展美術協会理事・市内在住)

絵画の部には、258点の応募がありました。1点1点丁寧に見させていただいたのですが、どの作品も一生懸命描かれており、子どもたちは「家族が大好き、絵を描くのも楽しい!」という印象を受けました。
その中でも特に、入賞者の作品は家族の絆をのびのびと表現できているので、素晴らしいと思いました。
応募作品全体では、笑顔の作品が多かったのですが、中には困ったり考え込んだりしている表情の作品もありました。子どもたちが様々なことを経験し、乗り越え、成長していく姿も絵を通して見守ることができました。
最優秀賞の作品は、ご家族の表情と、今にも動き出しそうな表現が素晴らしいです。仲の良い雰囲気が伝わってくる温かい作品です。
「絵は心を映し出す鏡」という言葉があります。皆さんの心の中にある家族への気持ちが絵に映し出されて、温かい気持ちになりました。
子どもたちの可能性、能力は計り知れないものがあります。その才能を引き出し、個性を引き出せるよう、これからも温かく見守ってほしいと願っております。

■エッセイ部門最優秀賞
「支え」
※詳細は広報紙2ページをご覧下さい。

◯エッセイ講評
審査員
吉村萬壱様(芥川賞作家・市内在住)

昨年度までは、家族について感じていることを自由に書くという内容でしたが、今年度は「家族って何?」ということをみんなでもう一回考えてみようかという問いかけで募集させてもらいました。
改めて、自分の家族を思い返してみると、家族というのはいいことばかりではなく、しんどい、めんどくさい、そういった部分もあります。それがちゃんとエッセイの中に出ていました。それでも、また一周回ってやっぱり家族っていいな、というエッセイになっていたように思います。そこがとても良かったです。
最優秀賞の作品ですが、受験のときは、どんどん視野がせまくなり、追い詰められ、自分のことばかりになってしまいます。ところが、おばあちゃんに夜食を作ってもらったことをきっかけに、周りが見えなくなっていたことに「ハッ」と気づきます。
このエッセイは「夜食」を通して自分に向いていた自己中心的な視点が反転し、たくさんの人に支えられている、その一番身近な輪っかが家族だったんだということに気づくという、文学的な視点を持った素晴らしい作品でした。
他にもたくさんいい作品がありました。どの作品も家族をしっかり見ており、良い視点をもった優れた作品だと思いました。

■写真部門最優秀賞
「こいのぼりさん、こっちにきて」
※詳細は広報紙2ページをご覧下さい。

◯写真審査員
朝倉康則様
(フォトグラファー・公益社団法人日本写真協会会員)
※朝倉康則様は急逝されたため、ご講評をいただくことはできませんでした。ご冥福をお祈り申し上げます。

◎各部門の優秀賞作品は、ホームページで紹介しています。ぜひご覧ください。

問合せ先:社会教育課
【電話】072-433-7125

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