■伊勢大神楽とは
国の重要無形民俗文化財に指定されている伊勢大神楽は、伊勢神宮へ参拝できない遠方に住む人々のため、一年を通じ全国の家々へ神札を届け、代理参拝の神楽を舞う日本固有の古典芸能です。泉州一帯の回檀(かいだん)は、少なくとも江戸時代まで遡ると考えられています。現在は、複数ある太夫家(組)のうち、山本勘太夫社中(かんだゆうしゃちゅう)と石川源太夫(げんだゆう)社中などが阪南市内を回ります。
■波太神社総舞とは
伊勢大神楽の演目は、8つの舞(獅子舞)と8つの曲(放下芸(ほうかげい))からなり、季節やまちによって演じられる演目が異なります。山本勘太夫社中による波太神社の総舞は、泉州で行われる数十回の奉納では最大規模となります。終盤の演目「魁曲(らんぎょく)」は「女形(おやま)の道中(どうちゅう)」という呼称で親しまれ、日傘を差す花魁(おいらん)姿の獅子舞は見応えがあります。時には漫才もあり、老若男女問わず楽しむことができます。今年で波太神社での総舞は10年目の節目の年を迎えます。
日時:7月29日(土)17時~18時30分
場所:波太神社
※雨天時は翌日30日(日)同時刻に延期します。30日も雨天の場合は神楽殿で実施します。
問合せ:
・(一社)伊勢大神楽講社【電話】0594-73-2788
・まちの活力創造課【電話】072-489-4508
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