【クローズアップ】イチオシ!私たちの水(2)

5／51

【3】水道水を安全に絶え間なく送る司令塔　中央監視室にやってきた
◆集中監視システムで24時間体制の運転監視
水の司令塔「中央監視室」にやってきたよ。ここでは、みんなのおうちに水を絶え間なく送り続けるために、集中監視システムで市内に分散する18カ所の水道施設を24時間体制で管理しているんだ。

◆徹底した水質検査
大冠浄水場の水質試験室では、浄水場で出来た水道水はもちろん、川の水や地下水も厳しく検査しているんだ。検査は全部で51項目。検査結果は、毎月公表しているよ。

□小さな変化も見逃しません
機器を用いた水質検査で水の安全性を確認するだけでなく、職員の嗅覚や味覚で飲み水として不快感がないか日々検査しています

□メダカも大活躍
水質の変化に敏感に反応するメダカの特性を生かして、水質確認のセンサーとして働いてもらっています

◆水道水についてもっと詳しく知りたい人は冊子版「たかつきの水道」へ
市ホームページに掲載。冊子は市役所本館1階行政資料コーナーでも配布
ID：005074

■聞いてみた　教えて所長さん!水道のギモン
浄水管理センター所長　原浩俊さん

▽高槻の水道っていつからあるの?
約80年前だよ。だから古くなったものを新しくしたり、地震に強いものにしたりする工事を計画的に進めているんだ
・これらの工事は、水道料金の収入で行っています。人口が減ったり節水機器が普及したりして、使われる水の量が減り、料金収入も減少しているので、工事の費用をどうやって確保するか、課題になっています。

▽水道水はそのまま飲んでも大丈夫?
もちろん!水道水は安全だから安心してそのまま飲んでね
・国の資料では、水道水をそのまま飲むことが推奨されているのは日本を含めて世界中で11カ国だけ。高度な浄水処理を行っているからこそ、日本の水はそのまま飲むことができます

▽高槻の地下水で水道水を作ると、どんないいことがあるの?
高槻で水を作った方が環境にも優しくて、みんなに安く水を届けられるよ
・市外から水を送るには電気が必要で、より多くの費用がかかります。市では、市内で作った水道水を市内で消費する「水の地産地消」を進めています。低価格で水を提供できるだけでなく、環境負荷の低減にもつながる取り組みです。

▽じゃあ高槻の水を全部大冠浄水場で作っちゃダメなの?
地下水の量には限りがあるから、それは難しいんだ。それに、地震などが起きた時のために、複数の水源を確保しておくことも大切なんだよ
・平成30年6月の大阪府北部地震では、大阪広域水道企業団の水道管が破損。一部の地域で断水しましたが、大冠浄水場の水があったことで、被害を抑えることができました。

「今日はたくさん勉強したね
普段飲んでいる水がどうやって作られているのかよく分かったよ。
高槻で水を作ることは、みんなにとっていいことがたくさんあるんだね。」

問合せ：
水道部総務企画課【電話】674-7952
浄水管理センター【電話】675-6885(浄水処理や水質に関すること)