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【クローズアップ】チームオレンジ~認知症の人を支える地域の輪(1)

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大阪府高槻市

■TEAM ORANGE
認知症になっても、住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、同じ地域に暮らす私たちは何ができるのでしょうか。認知症の人や家族を見守り、支える人々を取材しました。
ID:104569

■チームオレンジとは?
「チームオレンジ」とは、右の図のように、認知症の人や家族を中心に、みんなが「チームのように」ともに活動し、誰もが安心して自分らしい生活を送ることができる地域づくりのこと。
認知症サポーターやパートナーを始めとする地域住民、飲食店、銀行、医療機関、行政などが、認知症について「支援する人、される人」の関係を超えて、取り組みを進めています。
認知症があっても、そうでなくても、同じ地域で共に生きる「共生社会」を目指し、今少しずつ広がっています。

※認知症サポーター:養成講座を受講した人
認知症パートナー:認知症サポーターの人で、パートナー養成講座を受講した人

■認知症になっても暮らしやすい地域へ
・認知症地域支援推進員 辻田裕之さん
高槻北地域包括支援センターに勤務。認知症の人・家族からの相談や、行政や医療機関・事業者などとの連絡調整に携わる。介護福祉士、大阪府認知症介護指導者など

認知症高齢者の数は令和7年には約700万人、65歳以上の5人に1人になると言われています。身近な人や自分を含め誰もがなりうる脳の病気です。認知症になっても安心して暮らせるよう、今多くの人が「チームオレンジ」となって活動しています。この「チーム」という言葉には、認知症の人がこれまで暮らしてきた地域の中で、安心して暮らし続けられるよう、お互いが支え合うことが不可欠だ、という想いが込められています。
認知症の人が何に困っているのか、これまでどおり生活するために何が障壁となっているのか、これらを取り除くことが私の仕事の一つです。目の前の課題をさまざまな人とクリアしていくことで、自然とネットワークが生まれます。そして認知症を理解する人が増え、過ごしやすい環境になっていけばいいと思います。

○大切なのは「正しく理解する」こと
私たちが今できる大切なことは認知症を正しく理解することです。おすすめは認知症サポーター養成講座(本誌15ページ)を受講すること。これまでに高槻市では約3万人が受講し、「チームオレンジ」がますます広がっています。より多くの人がチームの一員になってほしいです。

問合せ:福祉相談支援課
【電話】674-7171

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