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令和5年度 施策方針(2)

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奈良県上北山村

■建設関係について 
当村の土木工事発注に関しては、林道及び村道の整備事業、災害復旧工事等につき、その必要性から前年度並みの事業を予定しています。 
村工事に関して言えば、従前からの土木工事と併せ、観光施設の整備や観光振興と林業振興を兼ねた作業道の整備事業を計画して、少しでも受注機会の拡大を図っていきたいと考えています。 
その中で、白川河合対岸道路の作設を令和4年度において河合側から一部着手を致しました。今後、白川側からも着手して両端施工を目指しています。 
問題は、河合側からでは中谷工業プラント対岸の箇所は高い岩盤が露出して施工困難であり、この部分については、より専門性の高い地元建設業者に委ねる必要があるかもしれません。 
一方の白川側起点についても既設の労務対策道が狭隘である事に加え、山側に法面保護として格子枠ブロックが施工されており、難工事が予想されます。 
しかし、白川地区住民の悲願である「せめて軽トラックが通れる道を作って欲しい」という強い要望にお応えする意味でも、事業の推進を進めていく所存です。 
また白川側起点から先に二か所のつり橋がかかっており、この個所も難工事が予想されます。当初の想定ではつり橋の手前から谷を上る形で大きく迂回して谷を横断するつもりでしたが、谷の両サイドは硬い岩盤が露出しており、岩盤切り取り作業は難工事となると想定されます。このことから、軽トラックが通れる程度のつり橋の架橋も考えています。 
また、国道169号の整備については、令和4年度に重要物流道路の指定を受け、新たな段階に入りました。今後は尚一層、当村と川上村、下北山村の三村の連携を深め、改良促進の成果を出すべく行動を起こしていきたいと思います。

■住民福祉について 
一つ目として、運用開始から三年を迎えるタブレット端末の更なる利用促進を再度検討したいと考えています。 
具体的には、高齢者の見守り機能の付加、村民の皆様のご意見の集約等ですが、まずはタブレット配信について再度整理をしていきます。 
また、高齢者の見守り施策として、希望者によるスマートバンドの装着を試験的に取り入れ、計測結果をオンライン診療に生かせないか検討したいと考えています。 
二点目として、村が運営しているコミュニティバスや診療所への送迎、生活支援バスや温泉送迎バス等、交通手段の管理を一元化してより利便性の高い地域交通ネットワークの構築を考えています。令和4年において検討された結果を今後実施していきますが、5年度においてもシステムの検証、改善を行い、地域交通の利便性を高めていきます。三点目としては、住民の困りごとに対処する部門を再度、確認整理して、より一層、住民に寄り添える行政の構築を目指したいと考えています。 
因みに、地域住民からの意見を頂く目的で、村政目安箱の設置を計画しています。四点目として、住民福祉における衣食住のうち住環境については、公営住宅の水洗化を更に進め、令和5年度は桜の平団地の6棟を施工します。これにより、残りは原口団地と大平瀬団地、西原木造団地となり、老朽化した住宅の建て替えも含め、令和5年度にその方向性を定めたいと思います。

■空き家対策について 
従前より空き家コンシェルジュを介して利活用を図っていく方針でしたが、令和5年度で見直しを図りたいと考えています。 
元々空き家コンシェルジュの導入は移住定住を促進する目的でしたが、その目的から一部離れる事例もあります。地域住民が不安を感じるようなリスクについては何らかの対応が必要だと思っており、今後は住宅事情の推移を見ながら手立てを勘案していきたいと存じます。 
また、空き家対策の一環として、移住体験住宅の建設を令和4年度に完成させました。そして、村内の空き家改修を4年度は2棟行い、5年度は状況を見つつ、あと1棟の追加を検討しています。

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