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健康情報 腰痛症

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奈良県上北山村

日差しも暖かくなり、コロナ禍の行動制限も緩和され、皆様も外に出られる機会が増えてこられたのではないでしょうか。寒い冬場よりも、春先の方が腰痛になられる方が多いのです。まずは柔軟体操、ストレッチから始めましょう。
また、季節に関係なく、年中腰痛を感じておられる方も多く、常に痛みに悩まされている方もおられれば、上手に付き合っておられる方もおられます。腰痛は警戒しすぎてもダメ、油断してもダメ。痛みの再発を警戒するあまり、過度に安静にし過ぎると、体が硬くなり、かえって腰痛が慢性化することもあります。痛みを完全に取りきることよりも、痛いながらも動ける生活を目指した方が良い場合も多々あります。適度な運動は、慢性の腰痛には効果的です。
しかし稀に怖い病気が隠れていることもあります。Red flags(危険信号)と呼ばれる注意すべき兆候があります。スポーツをされているお子さんの場合は、疲労骨折も有り得ます。また、仕事や運動で負担がかかった時だけ痛むのではなく、常に痛む場合、発熱を伴う場合、体重減少を伴う場合は、癌の骨転移や内臓の病気も疑わなくてはなりません。必ずしも我慢して良い腰痛ばかりではないのです。まずは受診していただき、上手に対応していただくことをお勧めします。

奈良県医師会

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