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令和5年度 施政方針(4)

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奈良県下北山村

■森で育む「子どもの笑顔ときなりライフ」
◇暮らしやすい安心できる、きなりの郷づくりとして
・佐田公民館の男女別トイレの改修工事を実施します。
・令和4年度中に整備しておりました、軽自動車税関係手続きのオンライン化により、令和5年5月以降から継続検査(車検)における納税確認が電子的に可能となりました。また、固定資産税及び軽自動車税等の納税手続きの電子化により、納付書にQRコードを付けることになり、納税者がパソコンやスマホ等を利用しての電子納付が可能となります。併せて、令和5年度から休日や夜間でも税や料金を支払うことができるようにコンビニ収納を導入し、納税者の利便性向上を図ります。
・2町6村で共同利用しております戸籍システムについては、新たに更新する必要があることから、それに合せて住基ネットからの情報(住所の履歴)をオンラインで受信できるように設定変更を行い、利便性及び安全性の向上を図ります。
・国民健康保険事業については、令和6年1月から基幹システム(住基や税)との連携強化を図るため新国保システムへ移行します。これに伴い更なる事務の効率化に繋げていきます。
・後期高齢者医療事業については、新規事業として保健事業と介護予防等の一体的な取り組みとして、歯科医師や歯科衛生士が高齢者のお口の健康状態をきめ細かに確認する事業を実施します。
・介護保険事業では、村内で生活する全ての高齢者の方が、生き甲斐を持って安心して生活できる環境を実現するため、令和6年度から令和8年度までの3年間の「介護保険事業計画(第9期)」を策定します。また、保健事業と介護予防の一体的な取り組みとして、リハビリ教室の充実を図るほか、公民館サロンの支援の強化を図り介護予防に努めます。
・健康管理事業では、毎年実施している総合健診やがん検診などの受診率向上に向けた広報等を活用した積極的な働きかけに努め、病気の早期発見及び日常の健康管理に繋げます。
・また、心の健康相談を継続的に開催して精神的なサポート体制を維持するとともに、各種予防接種等を引き続き実施し、村民の皆様方の健康管理に努めます。
・高齢者福祉では、高齢者の友愛活動、社会貢献、健康づくりなど、社会的支援や見守り要請が強まることが予想されることから、老人クラブとの連携に努めていきます。
・新型コロナウイルス感染症対策につきましては、国や県の動向も確認しながら国庫支出金を活用し、ワクチン接種の万全に努めていきます。
・診療所につきましては、地域の福祉施設との連携を深め、村民の方々が安心して生活できるための新たな医療施設の整備事業として、令和5年度に診療所の新築工事に向けた基本計画及び実施設計の策定を行います。
・獣害対策では、「有害獣防除柵設置補助金」及び「獣害対策奨励補助金」を継続するとともに、担い手不足の対策として「猟銃免許取得補助金」も継続いたします。また、令和4年度に県からお借りして設置した遠隔監視、及び操作ができる捕獲檻は返還しましたが、その効果が見込まれましたので補助金により購入に係る費用を計上しています。
・安全な道づくりでは、村道池郷線の災害防除工事の継続、村道不動線の路側擁壁改修工事の継続、村道小佐田カシモチ線の新設工事の継続、村道寺垣内浦向線支線7号の改良工事の継続及び村道前鬼釈迦線崩落個所の災害防除工事を実施します。林道では、トボト谷線の環境保全工事を継続して実施します。
・簡易水道特別会計では、令和4年度から3カ年の計画の2年目となる池原浄水場の補修工事に係る予算を計上しております。また、簡易水道特別会計については、令和6年度より法適用の企業会計を適用することとなるため、会計システム導入等に係る委託業務を県の共同発注で令和4年度に実施し、繰越事業として令和5年度にシステム等を整備します。併せて、企業会計適用に伴う例規整備も必要となることから令和5年9月議会において条例改正案を上程する予定としています。

◇教育分野においては
・学校教育面では、将来を担う子どもたちの教育充実のために、令和4年度より9年制の義務教育学校として「下北山小中学校」が開校しました。令和5年度からは「欠学年」が無くなり、すべての学年が揃うことにより児童生徒数及び教職員の数も増え、充実した体制で開校2年目を迎えます。また、これまで同様、複式学級を回避するために村費教員を確保して単式学級を維持し、県下でもトップクラスのICT学習環境を活かして、ひとり一人に応じた個別最適な学びを目指します。
・中学生海外短期語学留学事業として、コロナ禍の中で、3年間中止していた海外短期語学留学事業を実施します。期間は7月下旬から8月上旬の9日間で、上北山村との合同実施を計画しており、留学先はオーストラリアのケアンズを予定しています。対象者は後期課程の7年生から9年生で、生徒は下北山村9名と上北山村2名の計11名です。海外でホームステイをすることにより、見知らぬ土地や異文化に暮らす人達との交流を通し、語学の習得だけでなく様々な貴重な体験をすることで、大きな自信を得ることを目的としています。
・児童と生徒の保護者の経済的負担を軽減する支援対策として、小中学校における児童と生徒の給食費の無償化を始め、就学援助費や特別支援教育就学奨励費補助事業を継続して実施します。
・高等学校等の生徒の保護者に対しては、全ての保護者に高校生活応援補助金を交付するとともに、県立私立を問わず高等学校寮への入寮者支援として、寮費の一部を支援する事業を継続して実施します。
・放課後や夏休み等の子どもの居場所づくりでは、児童の放課後健全育成事業として、放課後児童クラブ(学童保育)を継続して実施します。また、放課後の子どもの居場所づくりとして、英語教室、森のび教室の放課後子ども教室を開設するとともに、コロナ禍により3年間休止していた夏休み寺子屋教室を再開します。
・社会教育関係では、文化活動事業として公民館教室を継続実施するとともに、文化展開催の充実を図ります。また、令和4年度にリニューアルした歴史民俗資料館においては、所蔵及び寄託されている古文書等を適切に整理保管するため、奈良女子大学と連携し、資料の分析・整理・保存事業を計画します。また、令和5年は杉岡華邨先生の生誕110周年にあたることから、特別講演を始めとした記念事業を計画します。
・社会体育関係では、歩け歩こう大会やソフトボール大会等のスポーツ推進委員活動を始め、高齢者グラウンドゴルフ大会の開催や、市町村対抗子ども駅伝への参加等、村民の全世代を対象に健康生きがいづくり事業を実施します。

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