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令和5年定例村議会 所信表明(1)

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奈良県下北山村

6月定例議会において、南村長が次のとおり就任挨拶及び所信表明を行いました。

4月の村長選挙後初めての定例議会ということでありますので、この場をお借りしまして3期目の村長就任にあたって私の決意と所信の一端を述べさせていただき、議員各位並びに村民の皆さまのご理解ご協力を賜りたいと存じます。
4月の村長選挙において無投票で、3期目の当選をさせていただきました。これまでの2期8年間の取り組みが一定の評価をいただいたものと心に刻むとともに、村民の皆さまに感謝を申し上げます。村民の皆さんの負託により引き続き村政のかじ取りをさせていただくことになり、改めて責任感と使命感に気持ちを新たにしているところです。
また、無投票ということで、選挙でご自分の意思を示すことができなかった村民の方もおられることと思います。村民の皆さんの中には様々なご意見もおありかと思いますので、できるだけ村民の皆さんのご意見を聞かせていただく機会を作っていきたいと考えています。
これから4年間村民の皆さんのご協力をいただきながら下北山村の発展につくしていきたいと思っております。

1.道路整備
下北山村の活性化には、道路整備が大事だと考えています。下北山村は、県庁のある奈良市からも中南和の中心である橿原市からも県下の市町村の中で1番移動時間がかかる村です。その上、村の唯一の幹線道路である国道169号は、頻繁に雨量規制や土砂災害による通行止めが発生します。また、狭隘なトンネルや急カーブが連続する線形不良箇所が多くあり、事故が多発しています。道路は、住民の日常生活や救急搬送をはじめ観光の振興や産業の振興、関係人口の創出など地域の活性化にも大きな役割を担っています。国道169号で急カーブが連続し線形が一番悪い区間である、前鬼・音枝間については、県でも調査区間に指定され現在調査を進められていることから、国や県に対し早期事業化の実現に向けて強く要望していきます。

2.老朽化した公共施設の再整備
老朽化している公共施設の再整備が必要となっています。役場庁舎につきましては、木造で築後90年近く経過しており、耐震性に問題があることから、現在空き施設となっている旧下北山小学校校舎を改修して庁舎を移転することに議会でもご承認をいただいています。今年度から改修工事にかかり駐車場整備や付帯工事を終え、令和7年度に改修した新しい庁舎で、役場業務を開始する予定です。
そして、同じく老朽化している診療所の建て替えを行ないます。今年度に基本計画、実施設計を策定し、住民の皆さんが利用しやすく安全な医療が提供できる診療所として旧小学校グランド敷地内に建設をします。庁舎と同じく平成7年度に新しい診療所で診療を開始する計画です。
また、築後40年以上経過していることから老朽化が進み、住環境が劣悪化している教員住宅の建替えも今年度と来年度の2カ年で進めていきます。

3.観光の振興・道の駅の整備
下北山スポーツ公園に道の駅を整備したいと思っています。下北山村には、全国最大のキャンプ場予約サイトで、西日本予約件数第1位を獲得した下北山スポーツ公園キャンプ場、ブラックバスフィッシングで全国的に有名な池原ダム湖や七色ダム湖、奈良県で2番目に古い歴史を持つ村営の池の平ゴルフ場、世界遺産にも指定され1300年の歴史がある前鬼里等をはじめ村特有の多様で豊かな観光資源がたくさんあります。これらを活用して観光の振興を図り村の活性化につなげていく必要があります。道の駅を下北山スポーツ公園に整備することにより、これら魅力ある観光資源をより多くの人に情報発信していきたいと考えています。
下北山スポーツ公園には、キャンプ場のほかにも下北山温泉きなりの湯やテニスコート、わんぱくランド、レストランや宿泊施設等様々な施設があります。また、人工芝や天然芝のサッカーグランドもあり、サッカー合宿も盛んです。Jリーグの奈良クラブもキャンプに来るなど多くの方が下北山スポーツ公園を利用されています。
下北山村は海のない奈良県にあって1番海に近い村です。また国道169号の南の玄関口でもあります。このことから、地元の特産品の販売や奈良県近隣市町村の情報発信、特産品の販売はもちろんのこと、近隣の三重県や和歌山県の市町村の情報発信、特産品の販売もおこなう道の駅として、またキャンプ等のアウトドア用品、バスフィッシングの関連用品なども展示販売するなど下北山村の魅力を伝える道の駅として整備したいと考えています。「海と山をつなぐ道の駅」、「アウトドアの拠点の道の駅」といった構想のもと、計画の策定をしていきたいと考えています。

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