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自治体の皆さまへ

令和6年 新年のごあいさつ(1)

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奈良県十津川村

謹賀新年

■十津川村長
小山手 修造

新年あけましておめでとうございます。
村民の皆さまには、輝かしい新春を、お迎えのことと心からお喜び申し上げます。
また、平素は村政全般にわたり多大なるご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

まずは、昨年を振り返り、村内においては幸いにも大きな自然災害等が発生することなく、無事にこうして皆さまに新年のご挨拶を申し上げられますことを、何よりもありがたく安堵を覚えております。村民の皆さまに常に安心と安全をご提供できますよう、その責任の重さを十分に認識し、強い使命感をもって村政推進に専念まい進する所存であります。

さて、2024年の十干十二支は「甲辰(きのえ・たつ)」です。「甲」は十干の最初の文字で、物事の「はじまり」を象徴し、草木が成長し勢いを増す様を表します。一方、「辰」は万物が成長し動きが盛んになる様子を象徴するといわれています。
つまり、2024年は、「これまで育てた種が芽となり成長し、やがて勢いを増しながらどんどんと成長していく、そんな年」になるのだと存じます。
また、辰は十二支の中で唯一架空の動物。ということは、こんなふうになったら良いなという夢や理想を改めて心に抱く、そして、その夢や理想が実現していく、そんな年だと言えます。

この数年のコロナ禍を経て、人と人とのつながりがこれほども有り難く、大切であることを痛感させる日々はかつてなかったものと存じます。
人と人が集まると、賑わいをもたらします。賑わいは生活に潤いをもたらします。生活の潤いは、人と人との関係をさらに深め、豊かな社会を醸成します。
今年は、十津川温泉郷の「源泉かけ流し宣言」から20年。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録されて20年となる記念すべき年です。また伝統ある十津川高等学校が、文武館として創立以来、160周年の節目を迎えるなど、数多くのイベント、周年事業が重なる年でもあります。村としても、それらの行事を盛大に盛り上げ、村民の皆さんが集い、賑わいを感じる場を、年間を通して提供できるよう図ってまいりたいと考えております。

一方、社会基盤施設の整備にも力点を置いていきます。特に住宅政策の推進として、賃貸集合住宅の整備補助制度をさらに充実させます。
また、昨年末に、災害対策本部拠点施設並びに小原診療所が竣工しました。同様に、老朽化している廃校舎村有施設の解体を行い、周辺地域を含めた公共施設の再整備を早期に行ってまいります。
村の現状を鑑みるに、「くつろぎの空間」が不足しているように思えます。人々が集いやすく、快適でにぎわうくつろぎの空間を早期に整備し、村民の皆さまに広くご活用いただけるよう取り組みを強化いたします。

繰り返し申し上げているフレーズではありますが、この十津川村には雄大な自然環境や、豊富な観光資源、ユニークな歴史と習俗など、日本全国そして世界に誇れる資源が満ちており、相対的に優位な位置にあるとも言えます。ただ、本村が今後持続的に発展をしていくためには、それに甘んじることなく、その揺るぎない資源を磨き上げ、さらなる成長のエンジンとしていく取り組みが何よりも肝要だと思っています。
過疎、少子高齢化といった現下の危機を乗り越えて、活力あふれる十津川村を実現するために、全力を尽くしてまいる所存でございます。引き続き、村政の発展にお力添えいただきますよう心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが、村民の皆様方のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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