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自治体の皆さまへ

その日に備える(2)

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奈良県吉野町

■奈良県広域消防組合 協力 町職員災害図上訓練実施
中井町長を本部長として町災害対策本部を立ち上げ、6月24日に町中央公民館で災害図上訓練を実施しました。これは、大型台風接近による大雨・河川増水等による被害を想定して行ったもので、各班において関係機関との連携、被害状況の把握、医療救護、物資調達、人的応援の受入等、災害発生初動機の対策を、時を追って疑似体験することによる、職員の災害初動行動の理解と、危機意識の向上を目的としています。当日は、県広域消防組合から本部職員や吉野消防署員20名と町職員52名が参加しました。
訓練では、役場に町民や警察、県土木事務所などから寄せられる被害状況や救援要請などの情報を整理・分類し、それぞれの担当へ伝達。各担当班において対応のシミュレーションを行いました。終了後には、班ごとに訓練を振り返り、情報共有や連絡調整などの難しさが課題として挙がりました。今後、課題を総務課で整理し、業務継続計画(BCP)の検証を行い、必要な場合は吉野町防災計画への反映を行う予定です。

「自分の命は自分で守る」という意識を一人一人が持つことで減災につながります。早めの避難を心がけてください。町では住民の皆さんに災害情報を迅速に伝えるために音声告知放送、メール配信、CVY11チャンネル、各SNSなど様々なメディアで情報を発信しています。自分の命を守るために、日頃から情報収集手段や備蓄品の確認などをお願いします。
総務課 東主任

◇CVYや町ホームページから緊急情報
CVY11チャンネルで放送する災害情報(文字ニュース)をウェブで確認できます。(ストリーミング放送)

◇吉野町公式LINE・メール配信・防災情報など
・メール配信 登録用2次元コードは本紙をご覧ください。
・LINE:@yoshino_town
・大雨による災害が発生する危険度を確認「気象庁キキクル」

◆地域防災力の向上 柳地区防災学習会の実施
6月21日、中竜門地域振興センターにて、柳地区の防災学習会が開催されました。6月の大雨で、柳地区においても土砂崩れ等の被害を受け、柳地区として具体的な課題の抽出や平常時からの備えの大切さについて、改めて学習する機会となりました。まず、町総務課より災害のタイムラインに即した防災・避難行動についての説明が行われました。災害で一番大切なことは「命を守ること」であり、日頃から自分の住んでいる地域の災害危険度を防災マップで把握しておくことや、非常持出品の点検、避難経路の確認等が重要です。
その後、地域ごと(田尻・中央・中村・別所・上柳)に分かれ、現状課題と今後の取り組みについて話し合い、各地区ごとの状況を発表することで、柳地区全体で情報を共有しました。備蓄品の不足、危険箇所の確認、避難経路の確保等に課題があるため、今後継続して話し合いや避難訓練等を実施していくとのことです。
総務課では地域に出向き、このような学習会への参加を実施しています。

問合せ:総務課 危機管理室
【電話】32-3081

◆ご確認ください「避難行動要支援同意者名簿」登録の同意申請書を送付します
8月中旬ごろに右記対象者へ同意申請書を送付します。同意する、同意しないに関わらず必ず提出していただきたい書類です。お手元に届きましたらご確認をお願いします。

◇避難行動要支援同意者名簿とは?
大規模災害に備え、あらかじめ避難支援関係機関に提供する名簿です。

◇対象者
在宅で生活している方のうち、下記のいずれかに該当する方(すでに、同意申請書の提出済みの方を除く)
(1)介護保険制度における要介護・要支援者
(2)障がい者
(3)妊産婦・乳幼児(未就学児とその母親)
(4)難病患者
(5)日本語に不慣れな外国人
(6)その他(65歳以上の1人暮らしの高齢者・夫婦のうちいずれかが80歳以上の世帯)

問合せ:長寿福祉課
【NTT電話】32-8856【IP直通電話】39-9078

◆災害に備えて 危機管理体制(災害対策本部機能)の拡充
町では災害時にも業務を継続するため、災害対策本部の設置場所として町中央公民館や吉野運動公園体育館を想定しています。
また新庁舎移転までの暫定的な措置として、地震等の大規模災害発生時に十分な災害対策機能を確保するために、老朽化した本庁舎に隣接した町中央公民館(耐震工事済)の5階に本部機能を開設できるよう、机やモニタを配置しました。普段は会議室や防災学習スペースとして利用することも計画しています。

問合せ:総務課 危機管理室
【電話】32-3081

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