年頭のごあいさつ 謹賀新年

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■「王道」なるまちづくりで吉野町の未来を切り拓く!
吉野町長　中井章太
新年あけましておめでとうございます。町民の皆様には、お健やかに新春をお迎えのことと、心よりお慶びを申し上げます。
就任直後から新型コロナウイルス感染症のパンデミックに襲われ、コロナ禍の町政運営が約3年続きましたが、昨年5月以降は人の動きも活発化し、町内でのイベント、インバウンド観光も含めコロナ前の賑わいが少しずつ戻ってまいりました。その様な中、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が20周年を迎える今年は、受け継がれてきた営みや自然豊かな風景を次世代につなぐ絶好の機会と捉え、吉野町の未来を切り拓いてまいります。

◇ごみ処理とデジタル変革
昨年を振り返りますと、長年の懸案でありましたごみ処理については最小の経費で最大の効果を上げるため、やまと広域環境衛生事務組合に長期間安定して可燃ごみの処理を昨年10月から委託することが決定し、財政的な負担が少ない上で、これまで通りゴミ処理を行うことのできる環境を構築することができました。
デジタル変革による住民サービスの向上に向けた取組も着実に進んでおり、本年度中には、町内3箇所の郵便局においてマイナンバーカードを活用した交付が可能になるほか、来年度には「所得・課税証明書」のコンビニ交付が可能となり、町民の利便性の向上が図られます。

◇安心と希望につながる拠点を目指して
新庁舎整備事業につきましては、「行政サービス変革・新庁舎整備検討審議会」を昨年11月に設置し、住民サービスの変革や防災拠点としての役割、土地利用につながる地域施設の有効活用などの視点を踏まえた審議会を開催し、基本構想案の答申をいただき、町としての指針を示したいと考えております。
また当初スケジュールから延伸しております旧吉野小学校の跡地利活用につきましても、一日でも早く公募を開始し、利活用方針に基づく、民間活力導入による地域経済の活性化と雇用の創出につながる拠点となるよう全力で取り組んでまいります。
旧吉野北小学校の跡地利活用については、庁舎審議会の基本構想案の答申後、吉野運動公園や津風呂湖などの周辺資源と連携できる拠点となるよう方向性を示したいと考えております。

町の未来のために解決すべき課題は山積しておりますが、時代の大きな転換期を迎えている今こそ、子や孫の代につながる視点を大切に持続可能な町政運営、まちづくりに取り組んでまいります。
結びに、町民の皆様一人一人がつながり輝く一年になりますことを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

■自信と誇りを持って次世代に引き継げる町を
吉野町議会議長　野木康司
新年あけましておめでとうございます。皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。令和6年の年頭にあたり、吉野町議会を代表いたしまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は町民の皆様には町政の発展と議会運営に対しまして、温かいご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます

◇庁舎の早期の機能整備を
本町においては町の将来を見据えて課題が山積しています。先ず庁舎整備に於いては、第一に町民の皆さんの生活状況に合わせた様々な支援や、サービスを提供する中核的な公共施設としての役割と、それを支える行政活動の拠点と職員の執務空間としての役割が求められます。また災害時の防災拠点として、町民の皆さんの安全を守る役割が重要となってきます。早期の機能整備が望まれます。
次に町有財産の空き施設の利活用の検討も将来に繋がる重要な課題であります。あわせて増え続ける空き家問題も放っておけません。空き家所有者の管理責任が問われる大きな問題となってきています。

◇快適な生活環境に向けて
デマンドバスの運行についても、通院や日常の買い物などの多くの施設が町外にある為、それらの目的地までデマンドバスを運行できないかとの声が日増しに大きくなってきています。現状を訴え交通対策協議会との前向きな交渉が必要になってきています。
以上のような吉野町の将来を左右する課題の解決に向けて、町民の皆さんが快適に暮らせる生活環境を守る為にも、議会といたしましてもしっかりと議論を積み重ねて参りたいと考えています。
吉野町の将来を見据えた課題は多岐にわたり、その道は大変厳しいものであります。今を生きる私たちの使命として、何事にも希望を持って諸課題に向き合い、その解決策を見出す積み重ねが必ずや吉野町の新たな道を切り拓き、自信と誇りを持って次の世代に引き継げる町を創ることに繋がるものと思います。そのためにも吉野町議会といたしましても一層の努力をしてまいる所存でございます。

昨年にも増して、ご指導ご協力を賜りますようお願い申し上げますと共に、町民皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。