◆話題の新刊本!
◇(一般書)青いパステル画の男
著:アントワーヌ・ローラン
訳:吉田洋之
出版:新潮社
もしも別の人生を生きられるなら、あなたはどうしますか?骨董品を愛する男が心奪われたのは、自分にそっくりの一枚の肖像画。この出会いをきっかけに、男の運命が大きく動き出します。
(大宇陀図書館所蔵)
◇(児童書)おとなになれたら
著:ニキ・コーンウェル
訳:渋谷弘子
出版:文研出版
家族の命を奪われ、難民としてイギリスへ保護を求めて移住した家族の物語です。ひとりの難民も生まないために、私たちができることはなんでしょうか。戦争をしない、差別をしない。子どもたちの未来を守るために、大切なことを改めて確認させられる一冊です。
(大宇陀図書館所蔵)
◆図書館からのまめ知識 Vol.110
◇「令和4年度のベストリーダー」を発表!!
令和4年度に図書館で貸出が多かった本(ベストリーダー)を紹介します。
一般書の1位は、『透明な螺旋』(東野圭吾:著)、2位『子宝船』(宮部みゆき:著)、3位『塞王の楯』(今村翔吾:著)でした。宮部みゆきさんの『子宝船』は、人気作品『きたきた捕物帖』の続編で、江戸が舞台になった、謎解きミステリーの物語です。
児童書では、1位が『香君 上』(上橋菜穂子:著)と『人体のサバイバル2』、『人体のサバイバル3』(ゴムドリco.:文)の3冊です。絵本の1位は、『みえるとかみえないとか』(ヨシタケシンスケ:作)、2位が『おててをぽん』(ささがわいさむ:作)、『きんぎょがにげた』(五味太郎:作)、『どうぞのいす』(香山美子:作)、『りんごかもしれない』(ヨシタケシンスケ:作)の4作品で、ヨシタケシンスケさんの作品が2作品ランクインし、ユーモアに満ちた絵本が大人気です。
どんな本を読めばいいのか分からないときの参考にしてみてはいかがでしょうか。
※図書館からのお知らせは本紙P26
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