毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■マタタビ
「ネコにマタタビ」という言葉があります。マタタビにはマタタビ酸という麻痺性の興奮剤が含まれているので、ネコ科の動物がこれを食べると酔っぱらったように見えるため、こういわれるようになったのです。マタタビという名前は、「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになった」ことから「また旅」ができたので、この名前が付いたといわれています。
マタタビの青い果実は松ヤニ臭とえぐみで食べられたものではないですが、11月~12月にかけて熟れた果実で果実酒を作ればおいしく、市販のマタタビ酒は足元にもおよびません。
マタタビの果実を煎じて服用すれば、胃腸を丈夫にし、体を温め、強壮、利尿、鎮痛剤となり、つるや葉を浴湯料とすれば冷え性に効果があります。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
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