子どもたちが毎日通る通学路。
安全に通学できるよう、さまざまな取り組みをしています。
今回はそのなかから、無償で自主的に登下校の見守りを行っている、学校安全ボランティアのみなさんにお話をお聞きしました。
■学校安全ボランティアさんの声
▽ボランティアをはじめたきっかけは…
Aさん:65歳で会社を退職し、時間もあるので教育委員会に何かボランティアができないかと相談したのがきっかけです。
Bさん:自宅の前で下校時に交通事故があり、自主的に立っていました。顔なじみになった子どもたちもかわいいので、安全のために始めました。
Cさん:孫が小学校に入学したのを機に、何か力になれることはないかと思い、始めました。
▽やりがいや、うれしかったことは…
Aさ:ん朝、子どもたちが元気な姿を見せてくれて、登校してくれること。子どもから修学旅行のお土産をもらったときは、思いがけないことでとてもうれしかったです。
Bさん:子どもたちが「おはよう」と挨拶してくれると、とても嬉しいです。また、元気に登校する姿を見ると、やっていてよかったと思います。
Cさん:子どもたちがしっかり挨拶してくれたときや、車が子どもたちに道を譲ってくれたときなどがうれしいです。
▽ボランティア活動での課題や、住民に向けてのメッセージ…
Aさん:子どもたちは、ルールをある程度守って通学しており、特に言うことはありません。ただ、ボランティアの人が高齢になってきており、体調を崩して休む人や、辞めるという人も出てきています。やはり、ボランティアの数が足りていないと思います。
役場職員:ボランティアの数が不足すると、みなさんのように無償で毎日継続してやっていただいている人の負担がどうしても多くなると思います。ボランティアに参加していただく人が増えることはとても重要だと思います。
Bさん:私もボランティアの数はとても大事だと思います。できる曜日だけ、できる時間だけでもいいと思います。できている地区もあるかと思いますが、1つの場所を3~4人で担当できるのが理想です。
Aさん:小学校まで児童と一緒に歩いて行くのが無理であれば、決まった場所で見守ってもらうだけでもいいと思います。できる範囲でいいので、活動をお願いしたいです。
Bさん:以前は家の周りの掃除をしている人が結構いたのですが、今は空き家も増えていて、そういった人があまりいらっしゃらない。登下校時の10分間でいいので、その時間に合わせて家の前で何かをしてもらうだけでも見守りになります。
役場職員:これからも、お体に気をつけて活動をお願いします。
問合せ:安全安心課
【電話】内線273
■グリーンベルトを見かけたら
▽グリーンベルトとは
歩道が整備されていない道路の路側帯を緑色に着色して、車両のドライバーに通学路であることを視覚的に認識させ、車両の速度を抑制させるとともに、通行帯を明確にすることで、歩行者との接触事故を防ぐことを目的とするものです。
▽歩行者のみなさんへ
グリーンベルトは、歩行者の安全をはかるためのものですが、歩行者優先の通行帯ではありません。グリーンベルトが設置されている道路では、車両に注意してグリーンベルト側を通行しましょう。
▽ドライバーのみなさんへ
現在、グリーンベルトは、主に小中学校の通学路に設置しています。登下校の時間帯は特に速度を落とし、歩行者に配慮して通行してください。
また、グリーンベルト上には駐車しないでください。
■通学路を抜け道として使わないで
▽子どもが歩いているのを見たらスピードを控えましょう
小学生などの登校時間帯は、学校安全ボランティアさんが登校班に付き添うなど、子どもたちの安全確保に尽力してくださっていますが、通勤中の自動車の運転に危険を感じたといった意見が多く寄せられています。特に小学校低学年の子どもたちは、注意力が乏しく、周りを確認することが難しい場合があります。通学路を通行するときは、子どもたちに十分注意し、スピードを落として通行するよう心がけてください。
▽少し早めに出発し、余裕を持って運転しましょう
朝、急ぐあまり、住宅地内の通学路を抜け道として利用する自動車等がありますが、時間に余裕を持ち、朝の出発時間を少し早めるなどし、抜け道として通学路を利用しないようにしてください。
なお、登校時間帯における自動車等の通行自粛をお願いしている場所がありますので、みなさんのご協力をお願いします。
通行自粛をお願いしている場所:
・猫坂交差点
・斑鳩町役場前交差点
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