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令和6年新年のご挨拶を申し上げます(2)

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宮城県七ヶ宿町

■「住民主権」に沿った議会機能の向上を目指して
七ヶ宿町議会議長 管原研治

町民のみなさんには明るく穏やかな新年を迎えられたことと、心よりお喜びを申し上げます。
世界中に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症もワクチン接種や5類扱いに移行されたことから、全国的に人や物の流れが徐々に回復の兆しに向かい、国内の経済も明るさが戻りつつありますが、未だロシアのウクライナ侵攻は物価の高騰など多方面に影響を及ぼし、イスラム組織ハマスとイスラエルとの紛争は国際的な人道問題ともなっています。
そうした国際情勢ではありますが、七ヶ宿町においても高齢者や障害者への支援、子育て環境や医療体制の充実など、中でも公立刈田綜合病院が白石市の指定管理施設となったことで、今年は近隣の総合病院への移動手段など、住民福祉の向上に一層の配慮が必要な年でもあります。
更には町の基幹産業でもある農林業や酪農畜産業、商工業や観光産業などへの支援体制の拡充はもとより、子供たちを育む教育環境の充実や地域に残る文化遺産の継承など、主権者である住民を代表する議会として、住民が暮らしやすい環境づくりにしっかりと取り組まなければならない年でもあります。
かつて12名で構成されていた町議会も議会改革という風潮の中で、令和元年9月の改選から定数8名の県内で最も少ない議会となりましたが、常任委員会や特別委員会、実行委員会など8委員会の運営に各議員が複数兼務しながら取り組んでおり、現在、役場庁舎内で無線通信サービスは利用できませんが、国が積極的に進めるデジタル化構想や情報化社会のスピードに対応するため、何よりも住民への情報発信能力を高めるため、定例会を含む様々な会議にノート型パソコンやタブレット端末の利用を可能とするなど、本質的な機能向上を目指し積極的に取り組んでいるところでもあります。
今年は「通年議会制」の導入や委員会運営の検証など、開かれた議会推進のため一層の意識改革と機能向上に取り組む必要があると認識しておりますので、町民のみなさんには本年も町議会に対するご理解とご支援を賜りますよう心よりお願いを申し上げますと共に、みなさんのご健勝とご多幸をご祈念申し上げ町議会を代表し年頭のごあいさつと致します。

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