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【特集】七ヶ浜町第4期地域福祉計画[2024-2028](1)

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宮城県七ヶ浜町

◆つなぎ、ささえ、いきる
この頃、耳にするのが「地域福祉」という言葉。介護や高齢者福祉と聞けば、その内容や対象者がピンときますが、どうも今一つイメージできないという方も多いのではないでしょうか。
今月は、地域福祉計画を見直すにあたり、この計画について、そもそも何のために、誰のために作るのか、そして、どんな町を目指していくのかを、平成21年から14年間にわたり、住民とともに計画づくりに携わっていただいている東北学院大学教授の増子正さんに伺いました。
伺ってみると、増子さんから「他にこんな町はないと思う」とぽろり。そこには、地区の皆さんの熱い思いがありました。

▽東北学院大学教養学部地域コミュニティ学科
教授 増子 正(ますこ ただし)さん
社会福祉を専門とし、政策評価・福祉政策・地域福祉など多くの研究に関わる。様々な地域における地域福祉活動に関する研修会や講演などに参加するほか、人と自然、社会と産業、健康と福祉という三つの領域から地域の課題解決にアプローチを行い、地域が活性化し、安心して暮らしやすいまちづくりについて研究を行っている。

▽福祉は幸せに暮らすための備え
地域福祉計画の対象は誰でしょうか。皆さんは、どちらかというと介護や高齢者、障がいがある方、生活に困窮している方など、自分とは違う人を対象にしていると思っている方が多いのではないでしょうか。
福祉を辞書で引いてみると、「幸せ」と出てきます。福祉とはすべての人が幸せな生活を送ることなんですね。
全ての人が幸せな生活を送るために備えが必要ですよね。皆さんは貯金していると思いますが、なぜ貯金しますかと聞いたときに、病気になった時のためにという人はほとんどいません。
しかし、まったく備えがない状態で病気になったら困りますね。人生でいろいろなリスクに備えておかなければならない。そのための備えが社会保障や福祉の様々な制度です。社会福祉とは、私たちが幸せに暮らすための備えなんです。

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