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≪特集≫ 町高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画(2)

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宮城県七ヶ浜町

▽自らすることが認知の低下を防ぐ
設問は、「物忘れが多いと感じるか」「自分で電話番号を調べて電話しているか」「バスや電車(自家用車)を使って一人で外出しているか」「自分で食品・日用品の買い物をしているか」など、毎日の生活のこと18項目を尋ねました。
これらは認知機能の低下を把握するための項目でしたが、多くの設問で7割から9割が「できる」と答え、認知機能の低下が疑われる割合は比較的低い結果となりました。
このことから65歳以上の方々は、普段から何事も自分でしようとしていることが認知機能の低下を防いでいると言えるでしょう。

▽参加したいが世話役ではなく
設問は、地域での活動について、「地域住民の有志によって、グループ活動を行い、地域づくりを進めるとしたら、その活動に参加したいか」(図2)と尋ねると、「参加してもよい」49・3%、「参加したくない」37・2%でした。続く「その活動にお世話役として参加したいか」(図3)と尋ねると、「参加してもよい」36・7%、「参加したくない」55・2%でした。
このことから、地域活動への参加については、49・3%の人が参加してもよいと答えた反面、お世話役となると、その割合は36・7%に下がり、こういった傾向が地域でのボランティアの後継者不足につながっているとも言えます。

▽何かあった時の相談相手は?
設問の「心配事や愚痴を聞いてくれる人」を尋ねると、「配偶者」が59・7%と最も高く、次いで「友人」が44・2%でした。
一方、家族や友人・知人以外で何かあった時の相談相手を尋ねると(図4)、「そのような人はいない」40・5%、「医師や看護師」31・1%、「地域包括支援センター・役場」が21・6%でした。
社会や人とのつながりが希薄になりつつある昨今、相談窓口としての地域包括支援センターの役割はますます重要になってきます。

▽高血圧の人が多い
健康に関する設問では、「とてもよい」「まあまあよい」が82・1%と健康だと思っている方が多くいました。
一方、「現在、治療中、または後遺症のある病気はあるか」と尋ねると「高血圧」47・1%、「目の病気」31・8%、「糖尿病」15・8%という結果も出ています。
七ヶ浜町では高血圧症の方が多い傾向にあります。

▽自主的な運動が介護予防に
町内の介護予防教室について尋ねると、「知っている」42・8%、「知らない」57・2%という結果になりました。
さらに、知っていると回答した方に「参加しているか」を尋ねると「参加している」14・4%、「参加していない」85・6%でした。参加していない主な理由は「自主的に運動している」56・2%でした。広報しちがはまで引き続き各地区介護予防教室の日程を掲載しますので、ぜひ、ご参加下さい。
自主的に運動している方の中には、アクアゆめクラブや民間施設などに通い、日々健康づくりに取り組んでいる方が多いようです。

・図2 地域住民の有志によって、グループ活動を行い、地域づくりを進めるとしたら、その活動に参加したいですか

・図3 その活動にお世話役として参加したいですか

・図4 家族や友人・知人以外で何かあった時の相談相手を教えて下さい(複数回答)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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