【特集】 健康づくり推進員(2)

2／51

▽減塩へのマイナスイメージが払しょく
狩野：減塩体験ウォークラリーは盛り上がりましたね。

伊藤：まず、こんなに減塩食品があることと、お菓子の柿ピーにもあることに驚いたなぁ。実際食べてみると普通に食べているのとあまり変わらなかった。
食べ比べる機会はなかなかないですからね。自分の舌で確かめてみて、すぐわかるのとわからないのもありました。
塩分チェックシートでは私が9点で、まあまあかと自信がありましたが、同じ代ヶ崎浜の推進員の中には7点の人もいて驚きました。みんな減塩に関心があるんですね。

赤間：10年前から推進員をしていますが、今年度の研修はガラッと変わりましたね。七ヶ浜は、生活習慣病などの現代病が多いから、減塩にはすごく気にかけていると思います。

狩野：今まで、減塩食品を実際に試したり、だしをとって飲み比べたりする機会はなかったのですか。

赤間：以前は調理実習が多かったのですが、コロナ禍をきっかけに変わったんです。
これまでは健康ということに対して漠然とやっていたような気がします。新しいやり方で推進員への意識づけができたのは良かったですね。

狩野：減塩と言うと、おいしくないイメージがあって、嫌だという方も多かったと思います。
健康な時から減塩食品を買うのはなかなか難しいと思うのですが、実際食べてみたら、普通の食品と変わらないという感想も多かったので、減塩に対するマイナスのイメージがかなり払しょくされてきたと思います。
今は、料理をしないで買って食べる人も多くなりましたね。何を買うか選び方もとても大事なんです。この研修で醤油を使ったり、だしを飲んでみたりした体験がとても役に立つと思います。
その後、地区活動に活用した地区もあったと聞いています。

赤間：七ヶ浜の健康づくり推進員は地区に分かれて活動していますので、地区で3、4人も集まれば、研修などでの情報が共有され、同じ意識で取り組めると思います。