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自治体の皆さまへ

【特集】 健康づくり推進員(4)

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宮城県七ヶ浜町

▽我慢ではなく、楽しく
赤間:私たちは年度末に、「健康(話)・(和)・(輪)(わわわ)」という広報を出しています。地域活動を皆さんに知っていただくのも大事ですが、例えば、コンビニや大手スーパーで販売している減塩食品を紹介することもいいのかなと思っています。
値段が高い減塩食品もありますが、50円で健康を買ったと思えば安いですね。例えば、100円高いものを買ったとしても、1年間に1万円の医療費削減につながるのであればという考え方もできますね。

狩野:私たちの体って、食べたものでできているので、何をどう食べるかで自分の健康が良くなることもあるし、悪くなることもある。
どういう食べ方がいいのかとか、みんなにもっと知ってほしいと思います。毎食の食事を大事に考えてほしいですね。

赤間:忙しい時には、食べないこともあると思いますが、例えば、一日で、「大食いしない」、「好きなものだけ食べない」、「必ず3品」を用意する。そういう、すごくシンプルなことだけでも伝えられたらと思いますね。

伊藤:食事を工夫するのも大事と思って、これまで家で少しずつ塩を減らして、なるべく味に慣れさせようとしてきました。
今はたまに意地悪して、味を濃くしてみたりすると、「今日しょっぱいな」と言われたりします。これって進歩かな。「あなた、今までそういうのを食べていたんだよ。だから気をつけて」と言ったの。
すると「ん~」と言って、「はい」とは言わなかったんだけど、気をつけるようになりましたよ。

赤間:マヨネーズなど減塩何%とあるけれど、薄いと感じていっぱいかけたら同じですよ。基本は味、うまいかどうかじゃないですか。
しょっぱい味を我慢するのではなく、どうしたらおいしく、楽しく食べられるか、そういうことも意識するといいんですよね。そういったテーマの研修もいいですね。
私は食事の時、最低限、醤油だけはテーブルに出しますが、10年以上前からテーブルの上にコショウなどの調味料は出していないんです。当時は、なんでないのと言われましたが、今、味が足りない時には、自分で冷蔵庫から持ってくることになっています。

伊藤:手間がかかるようにしたんですね。

赤間:夫は肉体労働をしていますので塩分が欲しいのはわかるんです。でも、目の前に調味料があれば絶対かけますからね。そんなにかけたらだめでしょと言えば、お互いにいやな気持になるじゃないですか。
皆さん、一番はお互いに楽しく食べることです。「言わない」、「言わせない」、「言われない」。家族にはどうしても言いたくなるからね。難しいですよね。

伊藤:我が家でも最近、調味料は出さないようにしています。おひたしは最初から味をつけるか、笹かまぼこなどは最初から塩分があるので醤油を使わないで和えるんですわ。醤油がダメな時はポン酢を使って和えます。
最近、娘も「これ濃いよ」と言うようになったから、やっぱり慣れてきたのかな。家事もするようになったし。私が会議などでいない時はみそ汁ができていたり、1品できていたりするんです。ありがたいなぁと思う。
私は、刺身の生の匂いが苦手で、以前は醤油を多くかけていたんですよ。
先日、かしま田園クリニックの先生に、七ヶ浜にはこんなにおいしい魚があるのに、醤油をだぶだぶかけて食べるのはもったいないという話をお聞きました。
先生は、一番最初に食べておいしいのは生そのもので、次にわさびで食べる、三番目に醤油を少しつけて食べると聞いて、なるほどなと思いました。でも、今でも生そのものでは食べられないけど(笑)

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