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自治体の皆さまへ

知ってた!?隠れたまちのアレコレ♪ Vol.06

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

市内の知られざるスポットを調査してきました

■作家ゆかりの地を巡って
市内には、詩人・小説家などの文学者ゆかりの地が多くあります。今回は、2人の作家にまつわる場所をご紹介します。その場所の名前の由来や、エピソードを知ると、作品がより味わい深くなるかもしれません。

○高山樗牛(ちょぎゅう)の「瞑想(めいそう)の松」
青葉区小松島にある東北医科薬科大学の構内に、「瞑想の松」と名付けられた樹齢620年以上のクロマツの古木があります。名前の由来は、明治時代に文芸評論家として活躍した高山樗牛が、旧制二高在学時に、この松の下で瞑想にふけったとされたことから来ているそうです。
松のそばには、樗牛の知友で、「荒城の月」の作詞でも知られる仙台市出身の詩人・土井晩翠が、樗牛を思い詠んだ短歌が刻まれています。展望台も設置されているので、街の喧騒(けんそう)を離れ、高台からの風景を眺めながら、樗牛が過ごした時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

○島崎藤村の下宿・三浦屋跡
詩人・小説家として知られる島崎藤村は、明治29年、24歳の時に、教師として東北学院に赴任し、10カ月程を仙台で過ごしました。藤村は、仙台駅東口からほど近い宮城野区名掛丁にかつてあった下宿・三浦屋に暮らし、そこで詩の創作に励みます。藤村の第一詩集「若菜集」には、この仙台の地で書かれた詩が数多く収められ、その中でも「初恋」は今でも多くの人に親しまれています。
三浦屋の跡地は、平成16年に「名掛丁藤村広場」として整備され、詩碑が建てられているほか、「初恋通り」と名付けられた歩行者専用通路があり、藤村と仙台の関わりを伝える場所になっています。

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