■高次脳機能障害を知ろう
□原因は?
高次脳機能障害は脳出血、脳梗塞などの「脳血管疾患」や転倒・転落、交通事故などによる「頭部外傷」、脳腫瘍や低酸素脳症の後遺症として見られる障害で
□見えない障害?
症状は大きく分けると「記憶障害」「注意障害」「遂行機能障害」「社会的行動障害」の4つで、これまで生活の中でできていたことが出来なくなって、生活しづらくなります。
本人は「何かが違う」と感じていて、周囲も同様に違和感を感じるものの、原因が分からないために、その人の能力や言動に対して周囲の誤解や過大・過少評価をしてしまうことが多くあります。そのことから「見えない障害」とも言われます。
家族が交通事故にあい、その後身体は元に戻ったが「昨日の出来事を思い出せない」「ぼんやりしている」「怒りっぽくなった」など、どこか今までと違う人になったように思えたら、それは高次脳機能障害のせいかもしれません。
□相談窓口
見えにくい障害であるがゆえに、必要な福祉的支援が受けられていない場合が多くあります。「もしかしたら?」と思ったらかかりつけ医に相談してみましょう。
以下の窓口では高次脳機能障害によるさまざまな相談を受け付けています。
・宮城県仙台保健福祉事務所(【電話】365-3153)
・宮城県リハビリテーション支援センター(【電話】784-3588)
・高次脳機能障害支援拠点病院:東北医科薬科大学病院(【電話】259-1221)
問合せ:介護・障害福祉課障害福祉係
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