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〈多賀城の歴史と文化〉連載・多賀城創建1300年に向けて 多賀城南門復元の今

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宮城県多賀城市

■[第42回] 築地塀軒丸瓦検査
現在復元工事中の築地塀では、過去の発掘調査により大量の瓦が出土しています。屋根に葺かれた瓦には様々な種類がありますが、これらの瓦の内、築地塀の軒先に葺かれる軒丸瓦(のきまるがわら)は、写真のように「重圏文(じゅうけんもん)」と呼ばれる文様が多数を占めていました。そのため、復元される築地塀の軒丸瓦の文様もこの重圏文を使用します。復元する瓦の製作にあたっては奈良県の瓦職人が担当し、出土した当時の軒丸瓦から形状や寸法などを計測して型を取るだけでなく、表面に残る細かな痕跡も再現します。その上で、専門家による検査を受け、ミリメートル単位で修正を行い実物により近い形で製作していきます。この厳密な検査に合格した後は、瓦職人による本格的な大量生産を行います。

問合せ:文化財課文化財係

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