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夜空に大輪の花が咲き誇る おおさき花火大会に思いを込めて

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宮城県大崎市

夏の風物詩―花火。夜空に次から次へと打ち上げられる光の芸術に多くの人が魅了されます。
8月2日(水)、おおさき花火大会が4年ぶりに通常規模で開催されます。このおおさき花火大会の企画・運営を行っているのが、一般社団法人おおさき青年会議所です。花火大会の開催を前に、おおさき花火大会実行委員会実行委員長の草刈宏明氏におおさき花火大会の魅力や思いを聞きました。

■主催者・おおさき青年会議所
おおさき青年会議所では、20歳から40歳までの事業主や会社員など53人の会員が在籍し(令和5年6月現在)、大崎地域(大崎市・色麻町・加美町・涌谷町・美里町)で活動しています。青少年育成事業や勉強会といった自己啓発事業など、さまざまな事業活動を行っています。
その中でも一大イベントがおおさき花火大会です。おおさき青年会議所内におおさき花火大会実行委員会を組織し、おおさき花火大会を開催しています。

■おおさき花火大会の魅力
おおさき花火大会は、打ち上げ場所から観客席までの距離が近いという魅力があります。また、水面(みなも)に映るダイナミックな花火が醍醐味(だいごみ)の仕掛け花火「ナイアガラ花火」は、近年コロナ禍の影響で休止していましたが、今年は復活させる予定です。
また、オープニングには古川地域高倉地区の「高倉蘖(ひこばえ)太鼓」の演奏があり、会場を盛り上げます。

■花火大会開催に至るまで
花火大会開催までのスケジュールとしては、まず前年の11月ごろから企画の準備を行い、事業計画などを作成します。その後、関係機関や例年協賛にご協力をいただいている企業様などへ企画の説明に伺います。おおさき花火大会は、企業様や個人様から協賛金をいただき開催していますので、花火大会開催の趣旨にご理解をいただき、ご賛同いただけるよう、会員がそれぞれぞの仕事の合間を縫い、分担して協賛金のご協力へお願いに伺います。
5月中旬から6月末まで協賛金を募り、金額が確定次第、花火と一緒に流す音楽の選定や花火の内容、時間配分などを決めます。また、観客の皆さんが安全で安心して花火が楽しめるよう、動線を考えながら会場のレイアウトを決めます。
さらに、関係各所へ提出する利用・使用・許可などの申請書類を準備するほか、露店などの出店者の配置、警備体制などを決定します。開催直前には会場の準備などを行い、本番を迎えます。

■花火大会終了後の活動
花火大会終了直後には、深夜にかけて片付けを行い、翌日の早朝にはごみ拾いを行います。花火が打ち上げられると、火薬を包んでいた紙の殻が地上に落ちるので、そのごみを拾う作業を50人ほどで3、4時間かけて行います。
花火大会会場の周辺は、住宅街で、近隣にお住まいの皆さんには騒音などでご迷惑をおかけしています。そうした中でご理解をいただき、花火大会の開催につながっていますので、周辺の見回りや片付けは細心の注意を払って行っています。
その後も会場の備品の撤去などを一日かけて行い、その年の花火大会が終了します。

■花火大会に込められた思い
おおさき花火大会では、毎年テーマを設定しています。今年のテーマは、「~想い継がれる光の環(わ)~」です。このテーマには、子どもたちが地元の大崎地域で花火を見た記憶や楽しかった思い出が、地域の愛着心を育むことにつながってほしい、そして子どもたちが将来、大人になり親になったときに、子どもにも同じ景色を見せたいと思ってもらえるような花火大会になるように、という願いが込められています。
大崎地域の子どもたちには、こんなに楽しいイベントがあるということを心に刻んでもらい、次の世代へと受け継いでいってほしいと思っています。そして、受け継いでもらうために地元・大崎地域でこの花火大会を開催することに意義があると感じています。

■市民の皆さんへメッセージ
市民の皆さんに楽しんでいただきたいという一心で、準備を進めています。今年は、無料で観覧できる一般観覧席の申し込みが不要で、自由に入退場ができます。また、観覧スペースを開放し、数多くの露店が出店します。ぜひ、会場にお越しいただき、おおさき花火大会をお楽しみください。

■おおさき花火大会2023~想い継がれる光の環~
日時:8月2日(水)19時30分~20時45分
※荒天時は中止します。
場所:江合川橋下流河川敷地内
※詳しくは、おおさき花火大会ウェブサイトを確認してください。
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

問合せ:一般社団法人おおさき青年会議所
【電話】23-3605

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