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(特集)新しい学びのかたちーGIGAスクール構想ー

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宮城県川崎町

コロナ禍でも学びを止めないため、学校教育のデジタル化は急速に進みました。
今月号では、今どのような「学び」が行われているのか、「新しい学びのかたち」をご紹介します。

●タブレット端末の導入
川崎町では、「子供たちがタブレットを上手に活用し、進んで学習に取り組み、友達と協力しあって考え、話し合い、様々な課題を解決していく力を養ってほしい。」と願い、令和2年度に町立小中学校で1人1台のタブレット端末を導入しました。

●文房具の1つ
令和4年の冬からは、日々の授業だけでなく、家庭への持ち帰りも始まり、新しい学習スタイルが定着してきています。
今後、教科書のデジタル化なども予定されており、ノートや鉛筆と同じように文房具の1つとして、タブレット端末を活用する時代になると考えられています。

●インターネットの利用
タブレット端末の導入により、インターネットを使うことも多くなり、子供たちへの「情報モラル教育」もこれまで以上に必要になります。インターネットは便利な反面、危険が潜むことを子供たちに伝えながら、学習の1つの道具としてICTを上手に活用していけるよう、学校と協力しながら、より良い学びを進めていきます。

◆GIGAスクール構想とは?
文部科学省が1人1台の情報端末と高速ネットワーク環境を整備する取り組みです。これまでの教育実践と最先端のICT(情報通信技術)を融合し、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、資質や能力がより確実に育成されることを目指しています。

◆先生に聞きました!タブレット端末の導入で変化はありましたか?
・タブレットがあることでインターネットが利用しやすくなり、調べものが場所を選ばずできるようになった。
・写真の配置や色合いを変える作業もタブレットだと簡単にできて良かった!
・タブレットにドリルなどが入っていることで、子供たちが自分のペースに合わせて選択した問題を解けるようになった。
・これまでは、子供たちの考えや意見などを集める際は紙で行っていたが、アプリを活用することで集約も楽になった。

◆タブレット端末等の活用事例
1.プリントの代わり
これまで自主学習はプリントを配布していましたが、タブレットにはデジタル教材も入っており、算数や漢字の勉強はもちろん、タイピングの練習も自主的に行うことができます。
現在は、町が利用料を負担して「タブレットドリル」を導入し、学年に合ったドリルを利用できるようにしました。

2. 大型モニターの活用
これまで黒板に描いていた図形なども大型モニターに映し出すことができるようになりました。
また、教科書に載っている写真や他の教材も、大型モニターに映すことで、子供たちとの共有も図りやすくなっています。

3.グループ学習
グループ学習では、教科書だけでなくインターネットを使って、「調べ学習」ができるようになりました。

4.図工・美術
これまでの図工の授業では、風景画を描くときは外に出ていましたが、タブレットで写真を撮って教室内で授業ができるようになり、天候に左右されず授業を進められるようになりました。

5.調べ学習のまとめ
これまでは、校外学習で調べたことを模造紙に書いてまとめていましたが、アプリを使ってまとめることができるようになりました。発表する際はタブレット内にあるデータを、教室内の大型モニターに映し出すこともできます。
子供たちの声:写真の配置や色合いを変える作業もタブレットだと簡単にできて良かった!

6.オンライン交流
富岡中学校では、デジタル社会ならではの他校との交流が行われています
・スペインにある日本人学校とのオンライン交流

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