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自治体の皆さまへ

『ひきこもり』~まずは理解することからはじめましょう~(1)

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宮城県東松島市

誰にでも起こるかもしれないことだから…

■ひきこもりとは?
6か月以上にわたり、家族以外の人との接触を避け、学校や職場などの社会生活に参加せず、ほとんど自宅で過ごしている状態のことです。ひきこもりは誰にでも、どんな家庭でも起こりうることで特別なことではありません。

■東松島市で“ひきこもり実態調査”を行いました
全国では約146万人(約50人に1人)がひきこもり状態にあると発表されています。(令和4年度内閣府調査より)
本市では、令和3年度に全世帯を対象にひきこもり実態調査を実施しました。調査の結果、約4割の方から回答があり、500人程度(約70人に1人)がひきこもり状態にあることがわかり、経緯や必要な支援について年代に応じて違いがあることがみえてきました。

▽ひきこもりの経緯・必要な支援
※最も多かった回答を表示

■どうして「ひきこもり」になるの?
ひきこもりはいじめや就職活動の失敗など、挫折体験などがきっかけになる場合もありますが、様々な要因が重なっていることがほとんどで、原因やきっかけが特定できないことが多いです。多くの場合、ストレスに精いっぱい対処しようとした結果として、心と体が耐えきれなくなったときに生じると考えられます。そのため、ひきこもること自体は、本人が自分を守り、心のエネルギーを回復するために必要な休養なのです。

■家族にできること
▽本人と向き合うこころの準備
ひきこもりが長くなるほど、家族など周りの方の不安も大きくなります。本人の言動に感情的になったり、反対に本人に遠慮して、家族の気持ちを伝えることができなかったり、家族間で意見が異なり言い争いになることがあります。まずは、家族や周りの方が、焦らずありのままのご本人と向き合う心の準備をすることが大切です。

▽家族にも「元気」と「交流」が必要です
ひきこもりの支援は長期の支援が必要な場合もあります。本人の変化に一喜一憂し、家族自身が疲れ切ってしまいがちです。「家庭のことだから…」と誰にも相談しないまま、ご家族自身も周囲から孤立してしまうことがあります。
まずは、勇気をだして、家族だけでも支援機関に相談してみましょう。相談することで気持ちが楽になり、家族の辛さを軽減することができます。相談することが、本人の支援のきっかけにもなります。

■東松島市ひきこもりサポーター養成講座』を開催しました
10月6日に、市民の方へ支援を行う方を対象に、ひきこもり支援の理解を深め、地域でひきこもり支援体制を構築していくことを目的に、『東松島市ひきこもりサポーター養成講座』を開催しました。市民の方からSOSがあった時に、早期に専門機関へつなげられるよう、講話やひきこもり支援機関の紹介、グループワークを行い、ひきこもりの理解を深めました。

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