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自治体の皆さまへ

ひがまつミールde健康エール(2)

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宮城県東松島市

■東松島市の自慢‼
豊かな食の恵みと温かい人々

◆塩ecoで野菜たっぷり商品 企業秘密の加工法でおいしさ最大限に
▽石川食品(株)のチャレンジ
・石川食品(株) 代表取締役副社長 石川(いしかわ)のぶ子(こ)さん
・開発・検査係長 今野輝美(こんのてるみ)さん
東松島市赤井に本社のある石川食品(株)では、お客様を第一に考えた商品を多数開発し、販売しています。「ごろっと具材の洋食セット」や「野菜スープセット」は本市のふるさと納税返礼品としても人気が高く、「2分の1日分の野菜が摂れる11種の野菜スープトマト」は、おいしい山形・食材王国みやぎ新商品アワード2021を受賞されました。
「安全安心おいしいを商品作りで一番大事にしています。野菜中心の商品づくりを得意としているので、商品を通して野菜本来のおいしさを広く知ってほしいと思っています」と語るのは、同社の石川(いしかわ)のぶ子(こ)副社長。全国各地から旬の野菜を集め、シャキシャキとした食感や歯ごたえも維持できるよう工夫しながら提供しています。
「減塩商品を作ろうと取り組んだわけではなく、野菜本来の味わいを追求した結果、塩分の少ない商品が出来上がりました」と語るのは、開発・検査を担当する今野輝美(こんのてるみ)係長。
「野菜を豊富に摂取できるスープ類はご家庭での調理時短にもつながり、喜ばれています。なかでもニンジンはみずみずしさや爽やかな甘さが魅力で、野菜嫌いだった子も食べられるといった感想もいただいています」と話していました。
石川副社長は、「お客様が家族で食卓を囲みながら笑顔になっている姿を想い浮かべながら商品を作っています。命を作っているのは食材だと思っているので、今後もその思いを胸に製造していきたいです」と語っていました。

商品に関する問い合わせは本社まで。
【電話】82-2481

◆成長を栄養で支える 子どもたちの将来を見据えたうす味の定着
▽東松島市学校給食センターの奮闘
・学校栄養士 吉田美幸(よしだみゆき)さん
・栄養教諭 菅原恵美(すがわらえみ)さん
・東松島市学校給食センター営業所所長 石森(いしもり)かおりさん
地元の小中学校の給食を作っている本市の学校給食センターでは、日々減塩に向けた奮闘が続けられています。おいしいと栄養価を両立させる調理の工夫は、給食作りに携わる人々による日々の努力と研究の賜物。今回は、栄養教諭の菅原恵美(すがわらえみ)さんと学校栄養士の吉田美幸(よしだみゆき)さん、調理を担当する(株)ジーエスエフの石森(いしもり)かおり所長にお話を聞きました。

○給食づくりの思いを聞かせてください
菅原さん:「おいしい、楽しい、待ち遠しい」と思ってもらえるよう献立を立てています。好きなものだけにならず、地場産を活かして食べやすく、栄養の整ったものを提供しています。主食、主菜、副菜、汁物といった4品に必要な栄養が含まれるよう調整しているので、意外と盛りだくさん。学校からも感想をもらいながら研究を重ねています。給食に興味をもってもらえるよう、料理名にもこだわっています!

○給食の減塩について苦労していることはどんなことですか?
吉田さん:味が薄くなると子どもたちの残食率が高くなってしまう可能性も。栄養を大前提に置きながらも、たくさん食べてもらえる味付けにするため、調味料に頼らず、出汁をしっかりとったり、炒め方や煮方を工夫して、何とか食材の味を活かそうと工夫しています。

○市民の塩分過多というデータがあります。
吉田さん:食育を通して減塩につなげることが大事だと考えます。はっきりとした味を好まれる人もいると思います。コロナ禍前には、給食の試食会を開いて、一つの味の目安にしてもらう機会を設けていました。昨今中止が続いていますが、少しずつ戻していけたらと思います。

○子どもたちやご家庭に伝えメッセージをお願いします。
石森さん:調理員の方々は限られた時間の中で、沢山の食材を調理し、丁寧に出汁をとり、野菜のおいしさを引き出しながら頑張っています。「安心安全でおいしい給食を」という思いがこもった献立をしっかりと子どもたちの笑顔につなげたいです。栄養豊富な給食なので、残さず食べてくれるとうれしいです。ご家庭でも減塩に向けて挑戦してみてください。

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