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【特集】くりはらの魅力を探そう(2)

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宮城県栗原市 クリエイティブ・コモンズ

今年の3月末まで、栗原市の地域おこし協力隊員として農泊推進に携わり、現在も、一般社団法人くりはらツーリズムネットワークを拠点に活動を続けている、狩野さんに話を伺いました。

一般社団法人くりはらツーリズムネットワーク事務局研究員
狩野 夏穂(かの なつほ)さん

◆視点を変えて
私が、栗原の魅力に気付いたのは、大学進学と同時に市外で一人暮らしを始めたことがきっかけです。栗原で生まれ育った私にとって、地域全体を客観的に見られる環境ができたことは、とても貴重な機会でした。
帰省時に高速道路から栗駒山を見たときには、これまでよりも大きく、力強さを感じました。その姿を見ると、栗原に帰ってきたという実感が湧き、自分にとって大切な心のよりどころの一つになっていたことに気付きました。

◆栗原の自然
栗原の魅力で最初に思い浮かべるのは、市内に広がる豊かな自然です。
栗駒山はもちろんのこと、季節ごとに違った顔を見せる伊豆沼・内沼も魅力的な場所です。夏にはハスが咲き、冬には何万羽もの渡り鳥がやってきて、栗原の冬空を飛び回ります。
こうした渡り鳥たちの姿や鳴き声のおかげで、寂しい季節だと感じていた冬が、にぎやかで楽しい季節へと変わりました。

◆人の温もりに支えられ
地域を超えた交流や人脈、周囲の人を気に掛ける優しさなどの内面的な部分も大きな魅力だと思います。
地域おこし協力隊の活動では、体験プログラムの創出や、民泊の創業支援に携わっていたのですが、活動にはこうした地域の人脈が必要不可欠です。困ったことがあればすぐに相談でき、さまざまな人とつながりを持てる環境があったからこそ、協力隊の活動をやり遂げられました。
人との交流が、新たな魅力発見につながることもあるので、ぜひ地域の人と会話をしてみてください。

◆誰かの好きに触れる
栗原には、この他にもさまざまな魅力があります。現在は、ソーシャルメディアなどで、誰かが好きな場所を気軽に知ることができるので、そうしたところから情報を集めてみると、新しい魅力を見つけられるかもしれません。
私がこれまでに訪れ、特に思い出に残っている場所をいくつか紹介します。ぜひ、足を運んでみてください。

◆狩野さんのおすすめスポット
▽伊豆沼・内沼
ハスの咲く時期には、遊覧船が運行されます。冬は、渡り鳥でにぎわいます。
ウォーキングやサイクリングで、周辺を散策することができます。

▽風の沢ミュージアム
里山の古民家を活用した美術館です。さまざまな企画展が行われています。
所在地:栗原市一迫片子沢外の沢11
【電話】52-2811

▽旧奥州街道有壁宿
旧有壁本陣宿は、国の史跡に指定されている歴史ある建築物です。
宿場町の風情が残る街並みを、歩いて楽しみましょう。

◆3月リニューアル!遊び心満載! ぎゅぎゅっとくりはら 栗原市公式観光サイト
栗原の魅力がより身近に感じられるようになった、栗原市公式観光サイト「ぎゅぎゅっとくりはら」の新機能を紹介します。
・市公式観光サイト「ぎゅぎゅっとくりはら」
※QRコードは本紙5ページをご覧ください

▽リニューアルその1 栗原の魅力を動画で紹介!
自然が生み出す景色や、食文化、施設など、栗原の魅力がたっぷり詰まった動画を公開しています。

▽リニューアルその2 飲食店の情報が分かる!
地図サイト「Google(ぐーぐる) マップ」と連動したデジタルマップでは、市内にある飲食店の営業時間、混雑状況などを確認することができます。

▽リニューアルその3 自分だけの観光マップが作れる!
サイト内に掲載されている観光スポットをお気に入り登録することで、自分だけの観光マップを作ることができます。
選んだスポットを最適なルート順に並び替えることができる他、マップを共有できる機能もあります。

◆栗原の魅力を探しに
市内を見渡すと、それぞれの地域ごとにきらりと光る魅力が必ずあるはずです。
生活の場として見たときには気付けなかったことも、時間や場所、視点を変えてみることで新たな魅力を見つけることができます。
ソーシャルメディアなどでさまざまな情報を集めながら、栗原の魅力を探しに出かけてみましょう。

◎観光に関することは田園観光課まで気軽に問い合わせください。
栗原の魅力探しを、職員が全力でサポートします。

問合せ:商工観光部田園観光課
【電話】22-1151

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