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キラリと光るかくだ星 未来の角田市を担う人を紹介

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宮城県角田市

『地域の新たな魅力づくり 「キクラゲ」で枝野を盛り上げる』

1(ワン)←→9(ナイン)プロジェクト
代表 黒須大輝(だいき)さん
佐藤征哉(せいや)さん
門馬元秀(もとひで)さん
八巻周平(しゅうへい)さん

「地域の有名なものを作る」。そんな熱意から、昨年5月に結成された「1←→9プロジェクト」。枝野地区在住の黒須大輝さん、佐藤征哉さん、門馬元秀さん、八巻周平さんの4人で活動しています。
4人は高校や大学に在学中で、休日に集まってキクラゲを栽培しています。平日は、ビニールハウスを提供してくれている門馬さんの家族に管理してもらい、勉強との両立を図っています。
もともと、藤尾1区の笠原正明さんが趣味でキクラゲを栽培していたそう。「ほかの野菜などと比べて育てやすく、自分たちでもできると思った」と話す佐藤さん。昨年は笠原さんからビニールハウスを貸してもらい指導を受けながら栽培。今年はその経験をもとに4人での活動が本格的にスタートしました。
「菌類は湿度が大事。気温が高いときに水が不足すると、乾燥してしまい良いものができない」と門馬さん。昨年の豊作と打って変わり、今年は収穫量が減ってしまったそう。その原因は、慣れない作業だけでなく、猛暑が続いたからとのこと。「何度水やりをしてもすぐに乾燥してしまう」と、平日に管理していた門馬さんの家族も大変さを口にします。
大変な状況ではありましたが、嬉しいニュースもありました。それは、8月中旬から下旬にかけて「中華料理かんの」「ファミリーレストラン美よし家」の2店舗で、4人が栽培したキクラゲが実際に振る舞われたことです。新聞でも取り上げられ、4人が育てたキクラゲをたくさんの人が食べてくれました。八巻さんは「実際に食べてもらえたことはもちろん、周囲から『記事を見たよ』との話をもらい、活動を目にしてもらえたことがとても嬉しかった」と笑みをこぼします。
「『自分が』地域を盛り上げる」という強い思いで活動に臨む4人。3年目になる来年「メンバーのほとんどが受験生になる。自分たちの意思を引き継いでいけるよう仲間を増やしていきたい」と黒須さんは話します。「『自分も地域を盛り上げたい』という人がいれば、ぜひ一緒にこの活動をしましょう」と、4人はともに盛り上げる仲間を募集中です。

Instagram(インスタグラム)に活動の様子が掲載されています。

-門馬元秀さん、八巻周平さん、佐藤征哉さん、黒須大輝さん「助けつつはげむよろこび」
団体名の「1(ワン)←→9(ナイン)」とは、旧枝野小学校区(枝野1区から8区までと藤尾1区を指す。これまで、藤尾1区の児童が枝野小学校へ通う際に地元の通称として枝野9区と呼んでいた)のこと。全体が1つの輪になってつながることを表しています。現在は幼馴染(おさななじみ)の4人で活動していますが、ゆくゆくは枝野だけでなく、角田全体まで活動の輪を広げていきたいと熱い思いを抱いています。「助けつつはげむよろこび」とは、旧枝野小学校校歌の1フレーズ。

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