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知事コラム

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宮崎県

■東九州道 さらに南へ

第56代宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

今年3月25日、東九州自動車道「清武南IC~日南北郷IC」(17.8km)が開通しました。
これにより、既に開通していた「日南北郷IC~日南東郷IC」を含め、日南市から北九州市までが一つの高速道路で結ばれることとなりました。この歴史的な日を迎えるにあたり、国土交通省をはじめ、ご尽力いただいたすべての関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
でも、これが最終ゴールではありません。東九州道の供用率は91%、まだ約36kmが残されています(全長436km)。これからも「東九州道 さらに南へ」を合い言葉に、1日も早い全線開通に向け、関係者一丸となって取り組んでまいります。
今回の区間が事業化されたのは平成10年。軟弱地盤による芳ノ元トンネルの地すべり対策などに時間を要し、開通までに四半世紀を経ることとなりました。
難産の末の待ちに待った開通、でもまだ未開通区間が残されている、この状況は、まさに「侍ジャパンのメキシコ戦9回裏、村上宗隆選手の逆転サヨナラタイムリー」。値千金の一打による劇的な勝利、でも決勝戦が控えているのを忘れてはなりません。開通式典では、そのような例え話から、〈優勝=全線開通を目指して頑張ろう!〉とあいさつしました。
高速道路の式典でそんな連想が働くほど、侍ジャパンの活躍は鮮烈な印象を残しました。本県での強化合宿を経て、7戦全勝で14年ぶりに世界一を奪還。世界中のファンが野球の醍醐味を満喫した激闘を経て、日本中に元気・活力をもたらしました。今回も「縁起の良い、結果の出る宮崎キャンプ」となったことを喜んでいます。
そこで、本県出身や本県ゆかりの選手の顕彰(戸郷翔征選手に「県民栄誉賞」、山本由伸選手に「スポーツランドみやざき特別表彰」)に加え、今回初めて、感謝の思いも込め、野球日本代表侍ジャパンに「スポーツランドみやざき特別表彰」を贈呈することとしました。
また、メジャーリーグ選手としてただ一人、宮崎キャンプから参加し、キャンプの盛り上げや宮崎のPR、さらにはチーム作りなど、多大な貢献をいただいたダルビッシュ有選手には、「宮崎キャンプMVP賞」を贈呈します。
まるで漫画のようなドラマチックな試合が続いた侍ジャパン同様、3月のアクサレディスゴルフトーナメントも劇的な展開となりました。宮崎市出身の山内日菜子選手が初優勝。主催者推薦で出場した山内選手は、これがツアー初優勝。節目となる第10回大会で、本県出身選手が最終日に逆転優勝という最高のドラマが展開しました。
今年前半は、インフラ整備の進展やスポーツの話題から、大いに元気をいただきました。これからも本県の飛躍に向けた基盤整備に取り組み、活力ある地域づくりを進めてまいります。

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