わたしたち協力隊の活動のようすをお伝えします!
■『三股産の塩、あります』
地域おこし協力隊 江森 聡(えもりさとし)さん
熱中症対策には、水分だけじゃなくて塩分も取ることが今や常識となりました。塩というと海を連想しますが、山に囲まれたこの三股でも塩をつくっている人がいます。それが「福田屋」の福田赴夫(ふくだたけお)さんです。長田小学校の近くに小屋を構え、串間市恋ヶ浦の海水を原料に塩をつくっています。作り方はいたってシンプル。しかし、たくさんの時間をかけます。まず2日間じっくりと釜炊きをして海水を濃縮していき、やがて塩が結晶化し始めると、次は約1カ月の天日干しで水分を飛ばしてようやく完成です。500リットルの海水からとれる塩はわずか15kgほど。たくさんのミネラルが溶け込んだ「にがり」も一緒に天日干しすることで、コクのある豊かな味の塩です。福田屋さんの塩は、町物産館「よかもんや」などで買うことができます。
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