令和6年 謹賀新年 2024(1)

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■謹んで新年のお祝いを申し上げます
三股町長　木佐貫辰生(きさぬきたつお)

新年明けましておめでとうございます。
令和6年の年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。旧年中は、町政の円滑な運営、推進にご尽力、ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
さて、昨年を振り返ってみますと、新型コロナウイルスは、感染法上の位置づけが5月に5類に引き下げられ、季節性インフルエンザと同等の取り扱いとなったことで、5月の「まちドラ!」、6月の「モノづくりフェア」、10月の「教育の日記念イベント」、11月の「ふるさとまつり・文化祭」など、各種イベントや行事などをコロナ禍前に近い状態で開催できました。
また、ウクライナ情勢や円安に伴う原油・物価高騰対策として農畜産業者へ飼料価格高騰対策支援金の支給やプレミアム付き商品券の発行、小学生対象の商品券配布事業、学校給食費物価高支援など、本町独自の生活支援対策に取り組んだところです。
ところで、気候変動に伴う自然災害は、全国で頻発化、激甚化しています。昨年の台風6号では、大きな被害はなかったところですが、地球温暖化の進行が原因と考えられる深刻な自然災害が全国で頻発していることから、本町では、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を一昨年10月に表明し、現在、民間企業と連携したエネルギーの地産地消計画を策定中です。
一方では、本町の重点施策である子育て支援策として、町中学校の給食費無償化を昨年4月から実施しました。小・中学校全員の無償化は多大な予算が必要なことから、まずは中学生に絞ったところです。さらに、9月からは3歳未満児の制度上第一子保育料無償化にも取り組みました。保育料や給食費の無償化は、保護者の負担軽減にとどまらず、子育て世帯の移住・定住促進、住宅建設などの地場産業の活性化、そして雇用増・税収増にも繋がり、経済の好循環を生むものと期待しているところです。
そして、これらの施策の継続・拡大には、財源として「ふるさと納税」の倍々増が欠かせません。町としましても「魅力ある三股町」を全国に発信し、多くの人にご支援いただけるよう鋭意努力しておりますが、町民の皆さまにも「ふるさと納税」について、ぜひとも町外の親戚や知人、友人へ協力のお声掛けをお願いいたします。
そして、もう一つの重点施策である、五本松町営住宅跡地の拠点施設整備事業は、「学び」と「子ども子育て」、「健康づくり」に寄与する複合施設を中核施設として、にぎわいと交流、人材育成に貢献する重要なプロジェクトです。本町の魅力化、活性化のため早期着工を目指します。そして、今年の4月から中心市街地と各集落を繋ぐコミュニティバス「くいまーる」の従来のルートに中心市街地を巡回する新たなルートを設け、町民の移動手段の確保・利便性の向上に努めます。
なお、本町は「街の住みここちランキング」2023宮崎県版で4年連続第1位という高い評価を得ています。生活・交通の利便性、住民サービス、防災・治安、親しみやすさなどがトップクラスの評価です。引き続き、住み良い・住みやすい環境を目指して努力してまいります。また、令和9年度に開催される国民スポーツ大会において、競技種目「銃剣道」が本町で開催されます。大会準備のため、町体育館、町武道体育館を改修します。皆さまのご理解ご協力をお願いいたします。
結びに、皆さまにとって素晴らしい1年となることを祈念し、新年のあいさつといたします。