本市では、本庁舎の建て替えに向けて検討を進めてまいりました。建設場所の検討を含め、新庁舎の基本理念・基本方針、機能など新庁舎建設の指針となる基本的な考え方を整理した基本構想をまとめました。
[基本理念]持続可能なまちづくりを支える機能的な庁舎
◆ポイント01 市民に快適なサービスを提供する庁舎をめざします
・行政手続きのオンライン化をはじめとするDXの推進により、市民などが庁舎を訪れなくても快適にサービスを受けられる便利な庁舎
・ワンストップサービス※1の導入やICT※2を活用したサービスの提供により、市民が素早く快適にサービスを受けられる便利な庁舎
・子ども、妊婦、子育て世代、高齢者、障がい者、外国人など、誰もが快適に利用できる多様なニーズに対応したユニバーサルな庁舎
▽想定される機能など
・行政手続きや行政相談のオンライン化
・ワンストップ窓口
・授乳室・キッズスペース
※1 複数の場所や担当に分担している手続きやサービスの窓口を一本化すること。
※2 コンピュータやインターネットに関連する情報通信技術。
◆ポイント02 市民の安全·安心を守り続ける庁舎をめざします
・南海トラフ巨大地震や大規模な豪雨などによる災害発生時にも、災害対応拠点として、市民の暮らしを支え続ける庁舎
・感染症などのリスクが発生しても、業務を継続し、サービスを提供し続けられる庁舎
・高度な情報管理や用途に応じたゾーンなどにより、セキュリティを確保した庁舎
▽想定される機能など
・災害対策機能
・免震構造の導入
◆ポイント03 職員の生産性の高い働き方を実現する庁舎をめざします
・働きやすい環境やデジタル技術の活用などにより、職員の多様で柔軟な働き方を実現し、生産性と創造性を向上させる庁舎
・時代のニーズに応じて、執務空間を柔軟に変更でき、業務を効率的に実施できる庁舎
▽想定される機能など
・多様な執務環境(フリーアドレス※など)
・可変性のある空間
※従来のように職員が個人専用のデスクを持つのではなく自由に着席場所を選んで仕事をするスタイル。
◆ポイント04 カーボンニュートラルの実現をけん引する庁舎をめざします
・太陽と豊かな自然を活かして環境負荷を低減し、カーボンニュートラルの実現をけん引する庁舎
▽想定される機能など
・環境性能に優れた庁舎
・太陽光発電の導入
※地球温暖化を防ぐためにCO2やフロンガスなどの温室効果ガスの排出量と吸収量・除去量を均衡させる取り組み。
◆ポイント05 適正なコストにより整備·維持管理できる庁舎をめざします
・適切なコストで整備するとともに、ライフサイクルコスト※の観点から長期にわたって効率的に維持管理できる庁舎
・公民連携などの視点を取り入れ、付加価値を創出する庁舎
▽想定される機能など
・ライフサイクルコストの縮減
・メンテナンスしやすい庁舎
※建物がつくられてからその役割を終えるまでにかかるコストの総額。
●新庁舎のイメージ
○1棟案
概算事業費 約319.2億円
事業完了 約7.0年
全庁運用開始※ 約5.0年
○2棟案
概算事業費 約297.5億円
事業完了 約7.5年
全庁運用開始※ 約5.5年
●新庁舎完成までの現時点でのスケジュール
令和5年度 基本計画
令和6年度・7年度 設計
令和8年度から12年度 庁舎棟工事
令和13年度 全庁運用開始
令和13年度・14年度 立体駐車場工事
令和15年度 完成
新庁舎の建設には市役所の機能を1棟にまとめる案と、仮設庁舎をつくらず2棟の分棟にする案があり、1棟にする案を基本としていますが、事業費の安価な2棟案も含めて検討を進めます。
[SDGs11]住み続けられるまちづくりを
包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市および人間居住を実現する。
問い合わせ先:新庁舎整備課
【電話】40-1264【FAX】20-5025
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