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地域の産科医療を守る

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宮崎県日向市

新しい命の誕生と母子のケアに尽力し、地域の未来を支える産科医療機関。地域にとって、なくてはならないものですが、人口減少や少子化により日向市の産科医療体制の維持に少なからず影響が出てきています。今回、日向市内で唯一、分娩ができる渡辺産婦人科について紹介します。

◆渡辺産婦人科
渡辺院長の祖父が1919年に開院してから、100年以上も地域の産科医療を支えてきました。妊婦健診などの一般外来、不妊治療などの「こうのとり」外来、里帰り出産の受け入れなどのサービスを提供しています。

○特徴1
不妊治療に力を入れています。治療により妊娠した事例は年間およそ100例に上り、治療から出産までできる医院です。また、体外受精を行っているのは県北では渡辺産婦人科のみです。

○特徴2
県内で最も多い14人の助産師がおり、急なお産にも対応できるよう、助産師が24時間、院内に常駐しています。高血圧や妊娠糖尿病などのハイリスクの人には、県立延岡病院と連携して対応するなど、安全にお産ができるようサポート体制を整えています。

○特徴3
産前・産後のケアに力を入れています。妊娠や出産に対する不安を軽くするための「母親学級」や、おっぱいについての不安解消のための「おっぱい相談」など、助産師などが個別の相談に丁寧に対応します。その他、看護学校から実習生を受け入れるなど、お産をサポートする看護師や助産師の育成にも力を入れています。

◇院長先生から
「これまで、およそ1万人の赤ちゃんを取り上げてきました。コロナ禍前だと年間400人ほど。これからも、安全にお産ができるように、体制や施設を維持していきたいと考えています。同時に、お産をサポートする看護師や助産師の育成にも注力していきます。安全にお産ができる時期に安全に産むことが大事です。各種相談も承っておりますので、妊娠活動に関する相談など気軽に当院まで(【電話】57・1011)ご連絡ください。」

・渡辺産婦人科理事長・院長 渡辺裕之さん
平成4年に宮崎医科大学大学院を卒業し、他県での病院勤務やオーストラリアの病院への留学などを経て、平成13年から渡辺産婦人科に勤務。

市では地域医療を守るための取り組みを行っています。

問い合わせ:健康増進課地域医療推進係
【電話】66・1024

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