■令和4事業年度における業務実績に関する評価結果について
西都児湯医療センターは、公的な病院運営を目的に本市が設立した地方独立行政法人であり、業務実績や目標達成の状況について、市の附属機関である「評価委員会」の意見を聞いて市長が評価を行い、結果を公表するとともに、議会に報告することが定められています。今年の8月に、令和4年度の年度評価を行いましたのでご紹介します。
評価委員会の意見を聞いて、市が総合的な評価を行い、常勤医師の確保や新型コロナウイルス感染症の対策などを評価しました。課題もいくつかありましたが、重要な課題は次のとおりです。
◇課題住民に対して提供する医療サービス
呼吸器内科の常勤医師の確保や手術件数の伸びは評価するものであるが、住民が望んでいる医療サービスの「緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供」が十分に図られていません。
救急車搬入件数などの指標が目標を達成できていないことや、紹介率と逆紹介率の実績が計画値に達していないことから、「初期救急医療体制の維持及び充実」と「地域医療連携の推進」に遅れが見られます。
◇最重要課題について
喫緊の課題である「常勤医師の確保」と「診療機能の充実による経営の安定化」を最重要課題と位置づけ、その解決に全力で取り組むことを求めます。さらに地方独立行政法人の特長を最大限に活かして、より一層の高い医療を提供するとともに、患者サービスの向上を図り、公的病院に求められる役割を継続的かつ安定的に果たす健全な病院運営を求めます。
今回の評価結果については、市のホームページで公開しています。
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